東北~信越 キャンプと湯巡り二人旅 新潟編⑥
南大平ダム湖キャンプ場の2日目
今日は飯豊山の山形側の登山口にある温身平の散策に出掛ける。美しいブナの森の中に総延長約5.5kmの遊歩道が整備されている。
キャンプ場から飯豊山登山口駐車場まではR113経由で1時間と少し。
県道260号に入ってから少しづつ飯豊山地が大きくなるにつれて、何度も車を停めて歓声を上げる。
最後に玉川に架かる橋の下には天狗淵という素晴らしい景勝地があって、一見の価値あり。
9時過ぎ、駐車場にはすでに多くの車が駐車中で、飯豊山登山の人、散策の人、キノコ採りの人など様々。
ゲートを越えて砂利のダートを進むと、立派なヤチダモの木が現れる。寒冷地の沢や谷川沿いに自生する。ちなみにシオジは丹沢でも過去に見掛けたけれど、ヤチダモは見掛けない。葉の付き方が違うようです。
進むに連れて道沿いのブナの密度が高くなる。日差しの強い日だけれど、ブナの作る木陰が涼しくて心地よい。
さほど上げる標高でもなくさくさくと歩いて行けるやさしい道です。
30分ほどで温身平に到着。ここからの眺めが素晴らしい。
石転ビ沢の雪渓とその右手が北股岳かな。
日陰のベンチで休んでいると地元の人から声を掛けられて、
「ブナのしずくに行かれましたか」と問われる。
ここからすぐの所で、通年枯れることのない美味しい湧水があるのだという。その人の案内ですぐに水場はわかった。冷たくて甘露という言葉がぴったりの清水に喉を潤す。ペットボトルにも汲んで帰路の飲料水にすると、天狗淵の近くにも美味しい湧水があるという。帰りのお土産に寄ることにする。
帰路はけもの歩道というルートを選ぶ。入口の所に多分沢水を利用した、ずっと水の流れる水洗トイレがある。こちらの方がずっとブナの森の中でさらに気持ちがいい。ちょっと熊が怖いかな。
すぐに小さな温身の池が現れる。
野鳥がいるかなだったけど時間が悪く現れない。
気持ちよく歩けて飯豊山荘で汗を流すことにする。
鉄分を感じるNa・Ca-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉で、飯豊温泉の中で飯豊山荘が山中の源泉に一番近い。
湯口からぼこっと出たりゆるんだりする感じで温泉が出てくる。
源泉に近いので、飯豊温泉の3件の中では一番湯が熱いそうだが、適温のお湯が源泉かけ流しでやってくる。相方は泊まりたいと言うほど浴感が良かった。素泊まりプランのみがあるようです。
とてもさっぱりして、教わった通り天狗淵の橋を渡ってすぐの右手にある湧水で水をくむ。
村上の原信まで行って夕食の食材を調達。
今晩も簡単なつまみっぽいのにする。
早朝はダム湖にカワセミがやってきた。
おまけは2泊のゴミなどを、缶とトレーはスーパーで資源ごみとして回収していただく。生ごみと紙屑は焚火台で燃したので、燃えるごみは手のひらサイズのものが2袋で収まった。こちらは道の駅で回収してもらった。
やり方でゴミは結構減らせます。
※飯豊山荘:入浴料¥500 SR,BSはなかったような(うろ覚え)
素泊まり大人¥4880~
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