湯治の宿、沓掛温泉-叶屋旅館いざ!
お盆休みも後半戦、小谷から沓掛温泉を目指します。
途中の一風呂も忘れません。
大糸線、平岩駅の程近くにある姫川温泉 瘡の湯へ
朝一番だったので貸切でした。新鮮なお湯がドバドバ出ています。
かなり熱いお湯なので水でうめてもいいとありますが、42℃以下にするなよと書いてあり、まあ今出ているお温からうめられませんw
Na・Ca-炭酸水素塩泉・塩化物泉でかなり濃いお湯。
すぐ近くに源泉のやぐらがあって源泉は60℃とのこと。
初めはとても熱く感じるんですが、出たり入ったりを繰り返すと、すっきり爽快になってきて温泉の濃さとは裏腹にさっぱりしてきます。
そして、休憩室でくつろいでいると、大糸線の1両の車両がガタゴトとやってきました。ちょうどやはり年季が入った鉄橋を渡るところが見られます。
時間を合わせていけば、鉄の方にはかなりいいロケーション。
カメラ間に合わなかったんだけど、こんな日に何本の路線で、まさか出くわすとは思わないですよね。。。
ここからやっと念願の叶屋旅館まで、ナビは安曇野から結構くねくねしたR143を行きます。後ほど聞いた話によると、安曇野からトンネルを通す話もあるみたいですね。それがつながればアクセスよくなりそうですが、いつできるかですね。
叶屋旅館に着きました。手前は夕食を提供してくれる千楽さんです。
叶屋旅館は外見はいたって普通ですが、内部は古いものと新しいものが共存している落ち着いた印象です。トイレは各部屋ごとに使い分けされます。
ご主人や女将さんの手作りの意匠が心づくしで、そして溢れるばかりのコミックがすごい。まさかここでゴールデンカムイの続きが読めるとは思わなかった。ここは一度泊ったら絶対ファンになっちゃいますね。
窓を開けると薬師堂の階段が見えます。
WiFiもバリバリです。飲み物は、部屋のカップを持っていき1階の自炊部屋にコーヒーやお茶があります。
お風呂は温湯の名湯でアルカリ性単純硫黄泉
フロントで事前に予約表に書き込んでもらいます。
空いていれば自分で書きこんでいいそうで、大小二つの浴室があって1時間交代です。まずは大きな方へ
熱くもぬるくも感じない不感温度のお湯はずうっと浸かっていられる気持ちよさ。微かに硫黄の香りと少しの泡付き。
真夏でもお湯から出ると一瞬ヒヤッとしますが、すぐにポカポカしてきます。不思議な温泉。結局夜間も含めて5回位入った。
そして小さい方のお風呂は足を延ばして頭を預けて一人で悠々と浮き上がって入れるその浮遊感がたまらないです。
夕食は18:30だったかな、隣の千楽さんに向かいます。
初めてなので、私達も女将さんもやや緊張気味。やがて話し出すと楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまう。
お漬物の作り方とか、いろいろ教わります。
初日の夕食は天ぷらのセット、先にお膳が出されてその間に天ぷらを揚げてくれます。この天ぷらが熱々でサクサクでとっても美味しい。
翌日の朝食は、私が生卵が苦手なので、目玉焼きを作ってくれます。
最初、早く焼き過ぎて失敗したからまた作るねって、2個目を焼き始めてくれました。1個目は相方がしっかり食べます。
もちろん、お店自慢の漬物バイキングです。手作りで種類もたくさんあって、ついついご飯を食べすぎちゃいます。
2日目は相方が焼肉セット、私は揚げ物セットです。先にやはりお膳が出てきます。白瓜の煮物と鉄火ナスがおいしい。
焼き鳥セットも頼んでみた。
さて、2日目は独鈷山麓ひまわり畑に行って、霊泉寺温泉の共同浴場に向かう。沓掛温泉から県道12号というかなりな山道を通って、鹿教湯温泉、大塩温泉を通り越してまずひまわり畑へ。全然咲いてません。
グーグル先生にはいつもこうやって騙されるんですよね。。。
実は沓掛温泉からいったん下って県道12号に入ったんですが、きれいなひまわり畑があったので寄り道して、写真撮ってたらもうその道でいいと勘違いして、ぐるっとまた叶屋旅館の前に出て、もうめちゃくちゃ可笑しくて笑い転げです。
なので独鈷山麓ひまわり畑が咲いてなかったけど、そんなにショックでもなかったわけで。。。
で、霊泉寺温泉です。
この霊泉寺横が共同浴場の駐車場になります。
温泉は人がいなかったので、箱に一人¥200を入れます。
41℃ほどの適温のCa・Na-硫酸塩泉で源泉かけ流しです。入口と脱衣所は狭いですが、意外や中は広め。Na控えめなので析出物も控えめなのかなあ。
お肌が整う感じのさっぱり系でした。とてもいいお湯でした。
急いで戻ってますだ屋さんでお蕎麦を頂きます。青木村特産のタチアカネそば粉を使用だそうで、くせのないさっぱりした味わいです。こちらでもおまけがいろいろついてびっくり。お蕎麦を待つ間のつなぎなんでしょうか?サービス満点です。
青木村はいろいろと暖かさを感じるところです。
田畑の風景や里山の風景もとても癒されます。温泉三昧で俗世を忘れる、そんなゆったりとした温泉ライフを可能にしてくれる滞在型の宿は、まだまだ少ないと感じます。次は自炊もいいかなとちょっと考えている私達です。
あ、でも千楽さんの朝ごはんも捨てがたい。。。
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