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2022夏、北海道旅行[上陸12日目]

知床国設野営場

今日は知床へ
富良野から大雪を時計回りに回って、かんの温泉へのロードも北海道らしくて好きだけど、
オンネトーから阿寒摩周の湖沼地帯を抜けて知床に向かうロードもまた捨てがたく素晴らしい。
オンネトーを出て阿寒湖アイヌコタンへ、友人達へのお土産を購入


可愛い建物が並ぶ。刺繍物や木彫など各種。途中の峠で雄阿寒岳を望む。コニーデ型の滑らかな曲線を描く山体が優美だ。

雄阿寒岳

美幌峠に寄り道
屈斜路湖脇を登っていくロードは霧ヶ峰のような笹原が続き、高度を上げていくと屈斜路湖が指呼の間だ。
峠の岩に腰掛け、しばし鳥になる。魂が抜けて大空から俯瞰している錯覚に囚われる。

来た道を戻って屈斜路湖は端正な避暑地と言う風情。
今日の湯は川湯公衆浴場。案内板も看板もなく、つい通り越してしまいそうな建物が、道路より奥まった所にひっそりと建つ。というよりやっと建っている。

川湯公衆浴場

ところがここの湯が素晴らしかった。
¥250の入浴料を窓口で支払い、いざ浴室はいろいろなタイルを貼り合わせた洗い場が目に飛び込む。

向かって右が源泉掛け流し、左が加水した湯舟で、泉質は酸性(pH1.8)·含硫黄·鉄-Na-硫酸塩·塩化物泉。新鮮な証拠ににごりのない透明なお湯。
なんと言っても深さがへその位置まであってとても深い。
しかし、右の源泉掛け流しは人間の入れるレベルを遥かに越えた熱さ…
50℃位あるんじゃなかろうかというくらいで、何度も掛け湯しても足までしか入れずほんの数秒でギブ…
野沢温泉より草津温泉より数段熱い。
地元の常連さんも、こんなに熱いことはめったにないと言っていたが、めったにこんな熱さになるんかいと驚きであった。
源泉65℃の温泉が掛け流されているのだが、どこで冷ましてるのという感じ
もう諦めて左の湯舟に入湯。
天国〜
じわ〜と効いてくる。右の湯舟が強酸性でピリピリだったけど、左の湯舟は大分薄めているのかな?

いよいよ知床に向かうのだが、相方が
やっぱり羅臼温泉野営場に行きたいという。知床国設野営場の予定だったので180度方向転換…
弟子屈町から裏摩周展望台に寄り道して、カムイヌプリが目の前。

摩周湖

ここから羅臼までが長いのだけど、さすが北海道下道でも早い。せっかく遠回りして羅臼温泉野営場に着いたのに、キャンプ道具をサイトまで運ぶのに日和って、ここからまた知床国設野営場まで移動する羽目に。熊の湯には浸かれなかったけど、まあ仕方ないですね。

ところがこのロードがとてもよかった。山岳ワインディングロードか素敵過ぎて知床感満載だった。羅臼岳が目の前でガスの中だったけど、それを差し引いても余りある素敵さだった。
少し遅くに知床国設野営場に到着。
受付をして無事野営。

一番奥に我家
 

夕飯はありあわせ、美幌峠で買ったドレッシングとスーパーで買ったイカの塩辛が美味すぎです。

スーパーで御用達お料理、刺し身の盛りが半端ない

この日の運転は300km辺りまで、お疲れさまでした。


つづく




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