見出し画像

2024夏、北海道旅行20日目

7:40のフェリーに乗るべく、6:00には東大沼キャンプ場を後にした。信じられないのだが、この帰路まで、青函フェリーと津軽海峡フェリーの2路線あることを知らなかったw
青森では同じ埠頭からだったし、のんきに「船、新しくなったんだね。名前も新しいや」なんて言ってた。
端から青函フェリーのつもりなので、そちらの港に行くわけですよ。するとね、乗船するはずの船が停留してないんです(当たり前だ)ここで初めて自分の間違いに気づくのですね。
よくネットで切符買って青森から乗船できたものです。大急ぎで津軽海峡フェリーの港まで移動です。

乗り物系に関しては、過去の単独登山の時に、深夜バスの乗り場間違いで間に合わず翌日の新幹線で帰ったとか、逆方向の電車に乗って瀬戸大橋を3回渡ったとか、ローカル線にテント一式網棚に忘れたとか、細かい事案も含めると、結構やらかしてるんですね。ほんと懲りない…

さて、11:20に無事に青森港に到着です。きょうはいろいろと予定がありまして浪岡湿生花園キャンプ場まで移動します。
途中、名前に惹かれてたらポッキ温泉に立ち寄ります。
詳しくはわからないですが、昔ここで珍味を作っていたらしい。その工業用水を掘ったら温泉が出てきて今に至るらしいです。
昭和感バリバリの温泉はかなりツボ。脱衣場の半面が鏡で覆われていて、一瞬「見てるの誰?」ですが、おまえじゃ!

ポスター

間違いなく名湯です。まずそのビジュアルに圧倒されます。湯舟の縁から溢れる湯量は中々のもの。泉質はナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉で、ツルトロ、湯温も適温でいつまでも入っていられる。青森は各地に名湯が多いけれど、まだまだ知らない温泉があるものだと、その奥深さに感心します。

湯口、ここで温度調整かな

カランはとても旧式のプッシュするタイプ。シャワーが固定式なのは初めて見たかも。すべてが物珍しく、温泉ワンダーランドを堪能でした。

買い物を済ませてキャンプ場に向かう。
やっぱりこっちは暑いな…

北海道の涼しさを思う…それでも夕方に向かえば暑さも和らいで、これからのイベントを待ちきれない。
そして待ち切れなさ過ぎて早く浪岡駅から電車に乗ってしまった。
え、19時から始まるんですか…あと1時間しかたなく弘前駅の冷房の効いた待合室で待ちます。

ふじりんごうまい

こういう時の過ごし方が下手っていうか、喫茶店とかで時間潰せばいいのにそういうことがうまくできないんですよ。

時間になって駅前ロータリーに移動します。
すでに大勢の見物客が椅子や敷物を敷いたりして、思い思いに待っています。やがて右手から津軽情っ張り大太鼓の打ち鳴らす響きと共に

や~や~ど~の掛け声。お囃子とそして大小さまざまなねぷたがやってきました。

正面の「鏡絵」に描かれるのは勇壮な武者絵
背面の「見送り絵」は妖艶な美女の絵
上下に動かしたりクルクル回したりします

いや鳥肌立っちゃった。青森のねぶたもだけど、いつか見たいと思っていたんです。やっぱり祭の熱気って当てられるよね。祭の当事者の熱気が見るものにも伝わってくる。笛や太鼓の響きがほんと心地よい。

相方が飽きちゃったみたいなので、適当に切り上げちゃったけど、フィナーレに組ねぷたが来たのかもしれない。それを見そびれたかも。

帰りの汽車は漆黒の中を浪岡まで戻った。日中はどこまでも広がっている田園風景だ。静寂の闇を進む汽車はまるで銀河鉄道…良い思い出ができた。

※たらポッキ温泉:入浴料¥500 SR BSなし

トップ画像は弘前駅

2024.8.6(火)晴れ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?