ダダリンVmax デッキ Ver.1.0(C無しレギュ)~ロックしてベンチスナイプ~
ゼフィーです。以前は違うサイトに書いていましたが、ポケカの記事はこちらに移動して書いていこうと思います。初めましての方は初めまして。
1.なぜ”いま”ダダリンVmaxなのか?
2.デッキリスト
3.各カード解説
4.戦い方、得意・不得意なデッキ
5.まとめ
1.なぜ”いま”ダダリンVmaxなのか?
かっこいいからです!!・・・というのは置いといて、自分がダダリンVmaxにたどり着いた経緯を。ポケカオンライン(PTCGO)では一足先にC落ちレギュの環境になっていて、ここで新しいデッキを探していました。しかし、上位のデッキはどれも似たり寄ったりで面白くなかった中で、80人規模の大会で6ー1で5位入賞しているダダリンVmaxデッキを発見しました。↓
・・・。凄く弱そうに見えますよね?でもこれが80人規模の大会で6-1してるんです。(しかも2回も!)
ダダリンVmaxは数は少ないけど、好きな人は好きってイメージでした。しかしCでモクロー&アローラナッシーGXが落ちてしまって、ゴリランダーを用意しづらくなってフェードアウトしたイメージでした。実際ふしぎなアメを使ってゴリランダーを立てるデッキも存在しますが、こちらはそれほど勝ててないようです。
じゃあ何が強いのか?このデッキ、先行2ターン目が強いんです。先行1ターン目でダダリンVとリーフィアVを用意して、ダダリンVに手張り、リーフィアVのりょくかさいぼうを使うと、先行2ターン目には3エネが揃ってダダリンVmaxのダイアンカー240ダメージで、Vポケモンを撃破できます。しかも、たねポケモンはクイックボール4とキャプチャーエネルギー4、ダダリンVmaxはターフスタジアム、さらに博士の研究とマリィ4+4で、比較的安定してこの動きを再現できるようになっています。安定して先行2ターン目で240を出せて、そこからゲームの主導権を握っていくデッキなのです。3ターン目以降はクラッシュハンマーなどで相手を妨害しつつ、残りのサイドを取っていく。それで上位入賞できたんだと思われます。
しかし、これが使ってみると何故6-1できたのかわからないレベルで普通に強くない・・・。PTCGOの配信をしているTablemonさんも試していましたが、ラッキーが続かないと勝てません。(YouTubeの動画)毎試合先攻が取れるわけじゃないし、いまいちデッキパワー不足で勝ちきれない。
でもダダリンVmax自体にポテンシャルは感じました。
1.環境に炎がいない。(スイクンが多いため)
2.メッソンなどのベンチポケモンが狩りやすい。
3.先行2ターン目240ダメージは強い!
しかも知らなかったんですが、ダダリンVmaxはイーブイ御三家Vmaxと同じく限定セットのカードで、現物のカードがプレミア価格です。(1枚3000~4000円)そんなのを知ったら、なんとなく活躍せてあげたくなるじゃないですか?
2.デッキリスト
これが自分がたどり着いた現在のリストです。
エネ加速無しのダダリンVmaxを活かすのは、その得意技であるベンチ狙撃能力だと考え、ガラル鉱山で相手の非戦闘ポケモンを前で縛って戦うロック戦術を取り入れました。ターフスタジアムが抜けた部分はしんかのおこうを追加しました。また、試合が長引くとクラッシュハンマーの意味が薄いと感じたのと、ドローサポートをしつつ、ボスで相手のポケモンを縛りたいターンがあったので、同時に行うためにポケモンキャッチャーを4枚入れました。
デッキパワー ★★★★★
安定性 ★★★☆☆
後攻時の強さ ★★☆☆☆
環境適応能力 ★★★★★
メタ耐性 ★★★★★
速度 ★★☆☆☆
Teir4チャンネルさんで使っていたグラフを当てはめてみました。この評価にした理由としては、先行2ターン目240ダメージは成功さえすれば非常に強力で、先行さえ取れれば比較的安定して再現できるため、ぶん回ってロックが決まった時のデッキパワーは高いです。しかし、相手がポケモンを入れ替える手段が豊富だった場合はロックがかかりにくいし、安定性は☆3としました。後攻は相変わらず弱いので☆2。環境適応とメタ耐性ですが、自由枠はたくさんありますし、ベンチも余裕があるので、カスタマイズ性があると思います。また炎タイプが少ない現環境だと弱点を突かれにくく、逆にガラルファイヤー、ブラッキーVmax、ヘルガーなどの弱点を突けます。頂への雪道はスタジアムが4枚あるのと、ドローサポートが多いので問題ではないですし、前を縛ってベンチ狙撃という戦術は汎用性が高いです。先行を取った場合は最初のサイドを取るのは早いが、その後腰を据えてゆっくりするので速度は☆2です。
3.各カード解説
◆ダダリンVmax 3枚
2体は使うのでサイド落ちケアで3枚
◆ダダリンV 4枚
3枚でもいいと思うけど、スタートしたいので4枚。あまり使わないけどVのほうもアタッカー性能は高い。
◆リーフィアV 2枚
最初のターンに欲しいが、1体で良いから2枚。ダダリンVmaxはエネルギーがいくつ付いても良いので、試合がぐだって攻撃できないターンとか壁にするターンとかにりょくかさいぼうすればターンが無駄にならない。
◆コロトックV 1枚
ダダリンVとリーフィアVが揃って以降、キャプチャーエネルギーが無駄になるのが気になって試しに入れてみたところ、けっこう活躍してます。手札が減りやすいし、長期戦になりやすいので、引ける枚数は多いです。
◆クロバットV 2枚
メッソンが入っていないので、ドローサポート以外はこいつに頼ることになります。ベンチ枠に余裕があるので2枚。
◆クイックボール 4枚
ダダリンVとリーフィアVを揃えたり、カードを引きたい時にクロバットを持ってきたり、コロトックVのために手札の不要な札を捨てたりなど、用途は様々です。
◆しんかのおこう 3枚
進化ポケモンはダダリンVmaxだけですが、2ターン目に確実に持ってきたいので3枚入ってます。
◆ポケモンいれかえ 4枚
ガラル鉱山を張る前提なのでふうせんよりこっち。自分がガラル鉱山にはまらないために4枚。あなぬけのヒモはロックが解除されちゃうのでNG。
◆ツールスクラッパー 1枚
自由枠です。ふうせんを割ったり、タフネスマントがついていると240でVポケモンが倒せないので1枚入れてます。
◆ポケモンキャッチャー 4枚
ドローサポートで引きつつ、相手のポケモンを縛りたいターンに使います。とにかく相手のポケモンいれかえを枯渇させたいので、こっちの数が負けちゃ意味がありません。とりあえず撃てるので4枚投入です。
◆ツールジャマー 2枚
ふうせんを使わないのでこちらを使います。相手のタフネスマントやふうせんを無効化します。案外サンダースVmaxのエレメンタルバッヂにも刺さる時もあります。ガラル鉱山もいつもあるとは限らないので、とにかく相手を逃げにくくしたい。
◆博士の研究 4枚、マリィ 4枚
ドローサポート ガン積みです。毎ターンエネルギーをしっかり手張りしたいし、欲しいカードはこれで確保します。マリィは使い方が微妙で、ロックしてる相手にポケモンを入れ替える手段を与えたくないです。相手が動けなそうだったらあえて撃たないプレイイングも必要です。
◆ボスの指令 4枚
ガラル鉱山と合わせると相手の動きを鈍らせることができます。これで相手の非戦闘要員を前に縛って、後ろをブンブンチェーンで狩るか、逆に準備しているVポケモンがいた場合はダイアンカーで狩っていきます。
◆ガラル鉱山 4枚
このデッキの要。これが残ってくれると強く、無いとただの遅いデッキです。張り替え合戦に勝てるように4枚入ってます。とは言え、張り直されても世界の終わりではなく、1ターンくらいだったら相手がスタジアム張り替えてダダリンVmaxが被弾してもHP330はそうそう落ちないので、次のターンに再びガラル鉱山に張り替え→ボスかポケモンキャッチャーで前を縛ると攻めを継続できます。
◆キャプチャーエネルギー 4枚
ダイアンカーは無色エネひとつ付いているので問題なく投入できます。最初のターンにダダリンVとリーフィアVを揃えるために使って、2回目以降はコロトックVあたり持ってきます。
◆草エネルギー 10枚
11枚でもいいかもしれません。
4.戦い方、得意・不得意なデッキ
このデッキの回し方はそれほど難しくありません。先行が取れたら
1.ダダリンVとリーフィアVを揃える
2.ダダリンVにエネルギーを張る
3.りょくかさいぼうでダダリンVに草エネルギーを張る
4.先行2ターン目にダダリンVmaxに進化して前のVポケモンにダイアンカーorうしろのシステムポケモンにブンブンチェーン。
3ターン目以降ですが、ここからはガラル鉱山を張って、ボスかポケモンキャッチャーで相手の非戦闘ポケモンを前に縛りつつ、ゆっくり腰を据えてプレイします。ベンチポケモンも攻撃できて自由度が高い分、どのポケモンを倒してサイド6枚取るかプランを立てる必要があります。
ダダリンVmaxのエネルギーですが、基本的に草エネルギー3枚付いたあとは2体目を育成すればいいです。このデッキはエネルギー加速手段がリーフィアVしかなく、1ターン目以降はなるべく使いたくないので、基本手張りしかありません。草エネルギー3枚だと90ダメージしか出ませんが、90ダメージであればジメレオンなどの非エクのシステムポケモンを1KO、クロバットVを2発でKOできます。また、相手のメインポケモンがVmaxなら、90ダメージを与えておけばダイアンカーで90+240=330となり、都合の良い数字になります。
ドローサポートが8枚入っていますが、引けない場合はクロバットVやコロトックVで手札補充していきます。マリィは相手の手札の中に縛りを打破できる札があるか気配を察して撃つこと。また、ダダリンVmaxの準備が間に合わない場合は、いったん後ろに逃げてリーフィアVなどを壁にしてりょくかさいぼうをすれば、3+2+3のプランになるので無駄なく時間が稼げます。C落ちレギュなので、ベンチバリアのミュウや、リセットホールのマーシャドーの心配をしなくても大丈夫です。とにかく相手のポケモンいれかえとスタジアムの枚数との勝負になります。
◆得意なデッキ
そのままですが、いれかえ手段やスタジアムが少ないデッキに強いです。そういう意味では、相手の手札次第ですが、逆を言えばロックが効いている間はどんなデッキにも勝てます。
リーフィアVmaxは微妙なところで、ガラル鉱山は絶対残るのですが、相手もそういう状況を想定してデッキを作っているので、有利不利がわかりにくいです。
はくばバドレックスVmaxはスイクンをダイアンカーで倒しやすく、メッソンを狩っていけばロックの効きも良くてけっこう勝てます。同じ理由でスイクン系統も1KOできるのと、こっちはあまりベンチを並べないのでブリザードロンドのダメージが伸びないため戦いやすいです。
ニンフィアVmaxは複雑なデッキゆえにロックが効きやすく、闘・悪・超の3すくみから外れてて弱点を突かれることはないので悪くないです。ただし、バシャーモVmaxには弱点を突かれてしまうので注意。
れんげきウーラオスもそうですが、みずの塔に頼っているデッキは2枚しか入っていないことが多いので使い切ったあとはロックが決まりやすいです。
いちげきウーラオスはブラッキーVmaxが草弱点で倒しやすいです。
同じ理由でムゲンダイナVmaxもブラッキー、ガラルファイヤーの草弱点ポケモン、ブンブンチェーン2発OKのクロバットVがいるので悪くないですが、ハイド悪エネルギーに注意です。
◆苦手なデッキ
ザシアンVは草抵抗でダイアンカーで倒せないし、いれかえ手段を多めに入れているのでしんどいです。
ドラパルトVmaxはうらこうさくでロックを打破する手段を持ってくるのが得意だし、腰を据えた戦いを想定しているので戦術が効きにくいです。
サンダースVmaxはメッソンが多くて狩り切れずにうらこうさくをされてしまいます。また、前に縛るポケモンも非エクだと回収ネットで逃げられて、サンダースVを縛っても技のエネルギーが軽いのですぐに動いてしまいます。スタジアムの張り合い合戦も雪道4枚入っているのでガラル鉱山が残りにくいです。
たまにしかいませんがビクティニVmaxは当然炎弱点なので苦手、というか勝てません。
こくばバドレックスは入れ替えをふうせんに頼っているのは良いのですが、時間をかけているうちに複数体のポケモンを準備されて、マホイップVmaxでワンパンされちゃうのでしんどい。
パッチラゴンVmaxはロック戦術がそもそも効かないのと、回復されちゃってダメージレース負けるのでかなり苦手です。
正直、相性差はロックがかかるかによっていくらでも左右されるので、あまり当てになりません。
まとめ
いかがだったでしょうか?noteに書くのは初めてなのでフィードバックがあると嬉しいです。
ダダリンVmaxは正直強いかって言われるとあやしいですが、2ターン目240ダメージや、ロックしてのベンチ狙撃など、オンリーワンの性能をしていて、構築を考えたり、プレイするのは楽しいです。安定してエネルギーを供給できる手段さえ見つかればザルードVやモミで回復したり、炎タイプが少ない環境だったりでポテンシャルはあると思います。それこそ先日発表されたアルセウスVstarでエネルギー加速とか。
結局好きなポケカでデッキを作るのが楽しいので、同じくダダリンVmaxが好きな人か変わったデッキを探している人が読んでくれたら嬉しいです。
ゼフィー
2021年2月にポケモンカード始めました。
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