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IT講師のReal #1

2022年の10月からIT講師をしていて、プライベート講師と、まったくの初心者5-10名に対して毎日2時間、それとは別に2月から26歳のベトナムの工場勤務の女子2人にも水曜日を除く毎日19:30から21:30まで教えてきました。

工場勤務の女子は、HTML/CSSから教えて、JavaScript、Reactを使ってメルカリのTOPページと詳細ページが作れるところまで5ヶ月で教えたところで、IT企業への就職活動を開始。何社か内定を得たところで、工場は7月の頭で辞めて8月からインターンとしてIT企業で働いています。
給料も、工場勤務の時と比べて2倍以上になるので喜んでいます。

プログラミングは、覚えないといけないことは多いんですが、玉石混合の情報の中で正しい技術をどうやって選ぶかが重要になります。
自分でJavaScriptを使ってゼロから開発するよりも、頭の良い人が作ったReactのライブラリーを使うことの方が多いんですが、どれを使えばいいのか素人にはわかりません。

それに日進月歩で技術が進化している中で、3ヶ月前のライブラリーも陳腐化していってしまうこともあります。
講師としては、最新の技術を常にキャッチアップして、実際にサンプルを作って生徒に教えているので、1時間の授業を行うのに、2時間ぐらいの準備が必要になってしまいます。

時給にすると、割りに合わないんですが、僕は生活費の安いベトナムに住んでいるので、1日に3,4時間の授業で生計を立てています。

4月からは、企業内研修のような、OJTのようなことをやっていて、社内サービスを作ってもらっています。
チームは8名ぐらいで、途中から新しいメンバーも入ってくる中でクオリティを安定させるのが難しいんですが、中には成長の激しい子がいて、React Redux、RTK Queryが使えないので、Tanstack Query、JWT認証、やっぱRefresh Token必要だよねというところで、NestJSとTypeORMを使って実装、websocketを使って通知もやろう、権限管理のアーキテクチャも実装したりといったことを1人でマスターしてしまいました。(あとoptimistic updateやReact mutationの実装も1日でしてしまいました^^;)
4月までは日本語学校で日本語学んでいて、始めはLaravelを2ヶ月やっていたのでReactは実質3ヶ月。その間にもJavaScriptも学んでいるんですから、生徒についていく方も大変です。
ただ、CSSは苦手みたいでボロボロですが^^;

でも、やはり向き不向きってあるんですよね。どんどん手を動かせる子は早く進みますし、頭の硬い子や、モチベーションが低い子もいます。
チーム開発が苦手な子や、報連相ができない子もいます。
教師としては焦らず、生徒の成長を待つのも大事だと思ってます。

次回は、新しいクラスの初回から、どんな課題があったかなどをお話しできればと思います。

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