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目的別!社員合宿でやるべきこと。

社員合宿とは

社員合宿とは、企業で働いている人たち同士で、何かの目的に沿って行われる宿泊行事のことを言います。例えば、自社の理念の再確認であったり、中長期的な経営ビジョンの擦り合わせなど、企業の経営や成長に関わるやりとりを行うことが目的であったり、他には新人研修のような新入社員に向けて、企業のバリューを伝える場として行われることもあります。

本記事では、社員合宿とは何か、実際にはどのようなことをすると良いのか、社員合宿のメリットデメリットについて、ブランディングの観点に立ち寄りながら紹介していきたいと思います。

社員合宿と社員旅行の違い

社員合宿は、社員旅行とは異なります。社員旅行は、日頃の業務から一度離れて、社員みんなでリフレッシュしたり、親睦を深めたりすることが主な目的になりますが、社員合宿となると、何か共通の目的を持って、一緒に学んだり、解決に向けて協働することが主な目的になります。
社員合宿を企画する場合は、しっかりと目的意識を持って、ただの社員旅行と同じ内容にならないよう、参加者に参加の意義を感じてもらえるよう努めましょう。

unsplash by Croissant

社員合宿のメリット&デメリット

社員合宿のメリット

社員合宿のメリットは、様々あります。
例えば主催者、企業側のメリットとしては、以下のことが挙げられます。

  • チームビルディングができる

  • 効率的に作業をすることができる

  • 長時間にわたるため、内容を柔軟に企画できる

  • 長時間一緒にいることで、従業員のことをより知ることができる

一緒に活動することで、チームの一体感を強めたり、チームのメンバーが常に近くにいることで効率的な作業を可能にしたり、業務外の時間も一緒に過ごすことによって、従業員の素顔や生活感などを垣間見ることができたりします。

参加側のメリットとしては以下のことが挙げられます。

  • 他の参加者との交流ができる

  • 新しい才能を見つけることができる

  • チームの中での自分を再発見できる

合宿では多くの社員が一緒に生活することになるので、普段は関わらないような人と関わることができたり、合宿という非日常生活を送ることで、自分の新しい才能に気づくことができます。また、チームで一緒に生活する中で、今後のモチベーション向上につながることもあるでしょう。

社員合宿のデメリット

ここで、社員合宿のデメリットについても共有します。社員合宿のデメリットは以下の通りです。

  • 合宿の用意に時間やコストがかかる

  • 宿泊研修になった場合、参加できない人が出てくる

  • 通常業務支障が出る可能性がある

以上のように、社員合宿は普段とは異なる活動をすることになるため、費用やコストがかかったり、参加者への負担が大きくなってしまう可能性があります。そのために、社員合宿を行う際は目的を明確にし、しっかりと準備をしてから行う必要性があります。

unsplash by Khamkéo Vilaysing

社員合宿の目的

それぞれの目的に従って、社内合宿は行われますが、計画段階に入ると実際何をするのが効果的なのかと悩んでしまいます。そんな場合は、一度自社の雰囲気や目的に沿った企業の社内合宿を参考にし、それを真似してみることがおすすめです。

本記事ではいくつか目的別の事例を紹介していきます。それぞれ、とてもユニークな研修をおこなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 「Hub」 - 現地研修で社員の意識を高める

英国風パブ「Hub」を運営する株式会社ハブは、新入社員に本場のパブ文化を体感してもらおうと、イギリスの老舗パブで現地研修を行なっています。この研修は、1998年の会社創設時からずっと行われているものです。社員は五感で感じながらパブを巡り、各自の問題意識を持ちながら自らが考える英国パブ文化について考えます。宿泊・飲食サービス業の離職率は26.9%(2020)と高いのに比べ、19期連続で離職率7%のHubには、各社員の意識を高める制度をたくさん推進し、それが効果を発揮しているということができます。


2. 「マネーフォワード」 - リーダー育成のためのプログラム

マネーフォワードグループでは、Leadership育成プログラムとして2021年からスタートしたLeadership Forward Program(通称LFP)というプログラムを実施しています。7日間を使って行われたLFPについて紹介します。このプログラムは、組織が成長し、仲間が増える中でリーダの担う役割や、難易度、重要性が増しているということと、組織拡大のなかで、経営者との対話や接点を持つ機会が減っているため、経営の視座や意思決定に触れる機会を提供したいという背景から行われたそうです。
この研修は、グループを牽引するリーダーを目指す人の成長を後押しするために行われています。そのため、研修内容には「グループのリーダーとして必要なことについて考える時間」が設けられていたり、マネーフォワードの代表である辻さんと実際に話す時間が設けられていたり、チームビルディングについて必要なことを、ワークショップも交えながら解説したりといったことが含まれています。


3. 「ZeBrand」 - 社内の意識統一

チームの意識の統一や雰囲気づくりをするために、ZeBrandでも社員合宿が行われています。目的達成のために、合宿のプランは、最初にCEOの菊池からZeBrandが目指しているもの、ZeBrandの未来についての共有がされ、その後、ワークショップ形式で、バリューの再確認が行われました。

具体的には、自分がバリューに沿って活動できていたかどうかを振り返り、またその後に3人ほどのグループを作ってお互いに、相手の今までの動きを振り返り、「Aさんの〇〇の動きは△△のバリューに沿ってたよね」というように思っていることを共有し合いました。その後、バリューやフィードバックを基に、各チームごとに今クォーターの行動目標を策定し、共有を行いました。

unsplash by Redd

まとめ

本記事では、社員合宿について解説していきました。社内の課題を解決するために、このような企画が成功すれば大きな意義を持ちます。社員合宿をする際は準備を怠らず、目的に沿った運営を心がけましょう。

合宿の詳しい企画や運営に関しては以下の記事内で実際に弊社で行った合宿運営に関する社内の声をまとめております。よろしければこちらの記事も併せてご覧ください。


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