ポリバレントとは?カターレファン歴7年が選ぶクソコンバート、良コンバート
ポリバレント。
そんな耳心地のいい言葉。
かつて日本代表、ジェフユナイテッド千葉の監督だった
オシム氏が広めた言葉。
言葉としては複数のポジションをこなせる選手という使
われ方。
今シーズンのキャッチコピーでは二種登録から本加入し
た松本雄真が「若きポリバレント」というキャッチコピ
ーを冠した。ポリバレントとは大体の場合監督が見出す
ものでコンバートされることでわかるもの。
カターレにも適切なコンバートで不動の位置を得た選手もいる。
しかし時には「え?そこでその選手つかうの?良さでな
くない?」的なものもある。
監督も人間。間違うこともあるのだ...
そんな迷コンバートとというべきなものもカターレ富山
には存在した。
今回はそんないくつかを紹介していこう。
迷コンバート
苔口卓也
FW→RSB、RSH
これは公式戦では使用されなかったが一時期SBで苔口
をテストしてたことでファンがざわついてたコンバー
ト。公式戦では確かSHで使ってたことはあったはず。
確かに苔口の足の速さを活かそうという意図は読み取れ
るがサイドという起用に戸惑いはあったはず。
SHで使われた時も左で崩して逆サイドから入ってくる動
きを戦術として仕込んでいたならアリだったと思うが
そんな動きは特になかったのでランクイン。
2017シーズンの話
末木裕也
DMF→LSB
これは2020シーズンの初めの方のでのコンバート。
前シーズンまでいた前嶋(現アビスパ福岡)の代わりにボ
ールコントロールがあり落ち着きのある末木にゲームの
作れるサイドバックにしてみよう的なノリでのコンバー
ト。このシーズンは左SBの適任者がなかなかおらず苦し
んだシーズンだったこともあり致し方ない部分もあっ
た。実際はサイドの守備に慣れてない末木はかなり縦に
突破されるシーンが多く攻撃面でも幅が取れず、だから
といって効果的な偽サイドバックの動きも仕込まれてな
かったのでうーんという感じ。面白い試みではあったが
偽サイドバックは簡単じゃないという戒めにもなった。
椎名伸志
MF→LWB
これは浮氣監督の謎コンバート。
おそらく運動量豊富で左足でのキック精度でクロスを上
げさせようと考えたのだろう。
椎名は無難にこなしていたがなんというか高級食材をカ
レー味で味付けした感の否めないコンバートだった。
安達監督になってからはMFに戻った。
良コンバート
柳下大樹
FW→SB、CB
柳下はコンバートによって今ではj3でも屈指のプレイヤ
ーとなった例だ。
もともとFWでCBもできると的な触れ込みで松本から移
籍してきた選手だった。
最初は浮氣監督にCFで使われロングボールのターゲット
をやっていたがボールは収まらずいい活躍はできてなか
った。
あるときLSBで起用され適性を発揮し、RWBでは右サ
イドの弾丸として名を馳せるほどになった。
あのままCFの選手としていたら今の柳下はないのかもし
れない。
馬渡隼暉
FW、MF→CB
カターレユースの出身の選手。
初めの頃ツートップの一角で出てた時はあまりパッとせ
ずその後ボランチとしても使われたがそれもあまりハマ
らなかったところを安達監督が3バックの右CBとして起
用。トップチームでコンスタントに出れるようになっ
た。
椎名伸志
DMF→FW、IH
青森山田時代は柴崎岳とボランチを組んでいた椎名。こ
れはコンバートというより彼が万能という話にもなるが4-2-3-1のトップ下にコンバートされたとき彼のプレス
力、テクニックなど相まって異常にハマってた時期があ
った。今シーズンはインサイドハーフのポジションで全
試合出場した。ボランチで使うと少し守備が不安な分多
分インサイドハーフが天職な気はする。
いかがだっただろうか?
なんとなく思いついたものいくつかを上げてみたらこんな感じになった。
浮氣監督の迷コンバートは今になったら笑える話だが当
時はあまり違和感を感じなかった自分も怖い。
今回入れなかった未だに適性がわからない選手は省いてある。
(萱沼とか三上とか西室とか...)
今シーズンもたくさんの選手が加入してくれたが昨シー
ズンのようにベンチとスタメンの温度差があるような
ことにはならないようにその選手に合う起用法を期待し
たい。
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