【ブックレビュー】フロイトの幻想の未来 文化への 不満


今回は、 フロイトの
幻想の未来 文化への不満の
レビューです。 



 
本書の特徴を一言で言えば

宗教の批判。 特にキリスト教を
徹底的に批判している。

これでもかってぐらいの
批判なのですよ。

信者が見たらさぞかし怒るだろうね。

でも、 日本人がみたら
大方フロイトに賛成するのでは
ないでしょうか。

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信じてこその宗教であるわけで
その信じてたものがなくれば
論理は逆転する。

つまり、信者であればあるほど
破壊の衝動が大きくなる。

フロイトもそのへんを懸念していたわけだ。

まぁそれは、歴史が物語ってますからね。

結局人間はその程度の、生き物でしかないと。



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ここまで強く批判をしている。

それはもう 所詮妄想であり
幻想であり
ファンタジーなのだと。

そのファンタジーを全員に
強制するのはさすがに
無理があるだろう。

これはNARUTOに出てくる
無限月読という 幻術と同じで

全員をファンタジーの世界に
閉じ込めなければ 成立しない。

ファンタジーの中にいれば、幸福にいられるというわけですよ。

それが一神教の理想郷とも言える。

だが、 現実はそうはならない。

ただでさえ、不完全な論理で
成り立っているので
ちょっとした事でも、簡単に
崩れ落ちてしまう。








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本書にはまだ続きがある。

それが、人はなぜ戦争をするのか
である。


この2冊を合わせて読むと
フロイトの真意が見えてくるので

両方読んだ方がいいだろう。

フロイトの本は 専門的なものが
多いけど。

本書は、

主張もずっと一貫しているので
内容も分かりやすい本である。









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