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半笑いのポッキーゲーム (毎週ショートショートnote参加)


「さて、君にはポッキーゲームに挑戦していただきます」

え?急になに?

「ポッキーゲームですよ、ポッキーゲーム、
もしかして知らない?」

いや、知ってるけど、
そういうことじゃなくて...

「相手はー、なんと!私でーす」

まあ、そうだろうと思ったよ、
この部活2人しかいないしさ

「はい、じゃあルールの確認ね、
ポッキーの端をそれぞれ咥え...」

いや、知ってるから、
罰ゲームあり?

「勿論、あります。負けた人は相手の言うことを何でもきく」

何でもか、乱暴だな
まあ、いいよ

「では、いざ!」

お、思った以上に顔近いな

なにその顔、泣いてんの、笑ってんの?

ところで、
明日から部員俺1人になっちゃうよ、
ボドゲ部なのにどうしてくれんの

はい、終了~

「えっと、この場合はどうなるの?引き分け?」

引き分けだね、罰ゲームはなしだな

「お互い、罰ゲームしよう」

いいよ、なんでも聞いてやるよ

「もう1回ポッキーゲームしてください」

俺も言おうと思ってた
あと、俺と付き合って

「はい」

(411字)

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