見出し画像

キャリアがポートフォリオ化する時代

今回のお話

個人の時代と言われて数年がたち、多くの企業で副業が解禁されたり、SNSを利用したクローズドな経済圏を作り上げていたりと今までにない働き方やアプローチをしている人が増えてきています。

これまでは一社or複数社で勤め上げる=収入経路は常に単一なのが大半のキャリアプランであったのに対して複数の収入経路を持つようなある意味でポートフォリオ化するキャリアの時代に突入している。

それは、一社のみで働くことのボラティリティを考慮しているのか掛け合わせのスキルアップが結局複利的に効いてくるのかは体験したことがある人にのみわかる話でしょう。

今回は、所属することについて考えていきます。

コミュニティという名のポジショニング

副業が解禁され働き方が各人の裁量に委ねられている会社が増えてきています。サイボウズやメルカリなど名だたる会社を始めとして様々な大企業でそういった動きが進んでいます。

その理由としては、クローズドな場=会社内で得られるスキルが市場価値を持つかどうかは外部環境=市場にさらして見ないとわからないということと外から持ち帰った知識や経験が自社に活きることを経営者が肌感として感じているからでしょう。

現代が侍蔓延る時代であれば主君を様々持つような働き方は決して許されず一文字に切り落とされていたかも知れません。
しかし、現代においては様々な環境でサバイブしてリスクを取って腕を磨き上げる「傭兵」のような人材の方が評価が高くなっています。

また個人としても一社にのみ人生を預けるほどマッチング精度が高く無い就活や転職市場においてリスク分散的に複数社を通して適宜そのタイミングで最も望ましい場所に身を置いておくのが、よっぽど「安泰」であると気付き始めているのではないでしょうか。

さらに、コロナをきっかけとしてリモートワークになり、物理的な場所にそこまで重きをおかないようになってくるのではないでしょうか。
働く場所や求人をみるとどうも関東に集まってはいますが、日本全国どこからでも働けるようになる時代はすぐそこまでやってきているのかも知れません。

また働く場所としても以前は通勤を考慮して会社の場所との距離を考慮した住居の選定という軸が、今後は単純に住みやすさのみを考慮した形にもスライドしていくかと思います。

ここまで書いていて何を言いたいかというと、つまり個人のコミュニティ選定の自由度が高まっているという話です。

会社、家族、友人、場所などあらゆるコミュニティが学校や企業というものに強く紐づいていた時代からあらゆる紐付きが一定程度緩くなってきているのでどのコミュニティにポジションをとるか、またはコミュニティを立ち上げていくのかという能動的なポジショニングが求められているようになってきています。

巷ではオンラインサロンというインフルエンサーの支援やインフルエンサーに共感する人たちのコミュニティが活性化しています。

周りでも何人もオンラインサロンに入っているという人も見かけたりします。

そういったクローズドなコミュニティを複数持つことで精神的にもキャリア的にも金銭的にも回るような規模になってきているのも事実なのでしょう。

あらゆる「所属」との紐帯が緩やかになってきているからこそ自分がどのようなスタンスでポジションを取るのかということに対して今一度能動的に働きかけることが重要だと思います。

最後に

様々なコミュニティに跨がりポートフォリオを組むのも良いのですが、大前提としては、主戦場でどれだけ成果を上げているかに依存するかと思います。

主戦場で武勲を挙げ、刃を磨いていく。戦場では最前線で戦い、勝鬨を上げ、名を知れ渡らす。

そんな侍に私はなりたい。
それでは、また。

読んで面白ければサポートよろしくお願いいたします! 励みになり、さらなる質の高い記事投稿することを約束します。