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ロジカルにファッションを捉える

今回のお話

最近よく聞いているpodcastの一つであるフリーアジェンダというのがあります。以前も取りあげたりしたのですが、普段スタートアップや事業についての思考などを取り上げることがいい番組ですが、ファッションについて語っている回です。

基本ロジカルに考えている両者の「洋服」に対するこだわりが語られています。

今回はこれを聴きながらファッションについて考えていきましょう。

ロジカルでファッションを考える

よく考えてみると洋服というものを子供の頃からきているが、洋服ということについて考えたことはあまりないかと思います。

洋服について考えたりしたことがないまま着ているのでファッションはセンスと思われがちですよね。
この回でもMBチャンネルというファッションYoutuberについても触れられています。

そのセンスをロジカルで紐解いたのがMB氏であります。
基本構造としての3ラインやドレスとカジュアルのバランス感など非常に学びが多いチャンネルをやられています。

かく言う自分自身もそれまで服には全く興味がなくどれを着てもいいやと思っていた。ただ改めて考えてみると洋服に対してもリテラシーを持つことが重要なのではないかと気づきました。

洋服の価値には以下の要素が含まれているからです。

・意味性
・機能性
・歴史性

意味性と言うのは、服自身のもつ意味です。ステータスと捉えてもいいかもしれません。BALENCIAGAやSAINT LAURENTなどハイブランドを着ていることのステータスなどです。

意味性で面白いのはゲームなどであれば課金武器の方が強い場合が多いですよね。ただ、ファッションにおいては全身BALENCIAGAがかっこいいかというとそうではないケースもあるのです。

組み合わせの妙がない場合は、お洒落ではなく「デタラメ」になるのです。

続いて機能性ですが、それは素材や縫製のなせる業にあります。
コットンにウールに、リネン、レザーにポリエステル、ナイロンと様々な素材がありますが、どれを取っても暖かさや滑らかさ、糸の太さに応じて触れた時の感覚は全く異なります。

一概に高いものが良いというわけではないですが、機能性を重視するのもファッションならではでしょう。一般的なアートは普段使いすることはないためあまり機能性は意識されないのではないでしょうか。

そして歴史性です。トレンチコートやチノパンツ、スニーカーなど歴史を辿るとミリタリー用に作られたものだったりします。
スーツやジャージなどあらゆるものに歴史があり、意味のない=コンテクストのないデザインなど存在しないのです。

服の価値はこの3つの性質が合わさってレイヤードされた上に存在すると考えています。

そう考えるとハイブランドがなぜあれだけ高いのか、また楽天などで売っている激安洋服がなぜそこまで安いのかがなんとなく理解できるかと思います。

それは、一重にこの3つの性質をどこまで考慮しているかです。

基本的な歴史性や意味性に則った上でのデフォルメや崩しはデザインですが、そこを無視した意味のないデザインは単なるデタラメに過ぎず、それゆえに安っぽく見えてしまうのです。

普段着る洋服に対しても自分なりの意図やロジックを持つということ=自分の意思決定や思考様式をどんなものにも適用すると言うことが重要なのではないかと思えるのではないでしょうか。

最後に

私自身もこれまで洋服はユニクロでしか買ったことがないのですが、以前記事にも取りあげましたが、レインメーカーという京都のブランドでコートとスラックスを購入しました。

ユニクロと比較すると、同じスラックスでもユニクロの十本分はする値段ではありますが、効用は優に十本分を超えています。
機能性と意味性がはるかに優れているからです。

気が向いたらファッションブランドのコレクションをYoutubeで見たりしますが、デザインを考える上でも参考になるかと思います。
なぜこれが評価されているのかや単純にかっこいい洋服をみることで審美眼が鍛えられるのではないかと思っています。

日頃から身近にあるものだからこそこだわりもってロジカルに意思決定していきたいですよね。
それでは、また。

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