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メタ認知と自律形成のための勉強思考

今回のお話

社会人になると勉強する人が減るみたいな話はよく聞きます。

そうなってしまう理由は、以下の通りでしょう。

・忙しい
・短期的なコスパを求める
・誘惑が多い

今回は、勉強することについて考えていきましょう。

メタ認知と自律

先に書いた勉強しなくなる理由はもっともらしいものではありますが、どれも回避可能なことでしょう。

忙しいと感じるのは、時間を確保するモチベーションが勉強にないからです。

誘惑が多いのも勉強よりも有意義だと感じることが増えたからでしょう。

一番クリティカルな理由は、短期的なコスパを求めるようになったことです。

学生の時分であれば、やりたいことや勉強したいことに多くの時間を割くことができ、可能性という道がなんとなく見えていたと思います。

社会人になり、仕事をするとキャリアという真っ直ぐで右上がりなレールをイメージしてしまうため、直接業務に関わることや今役立つことにしか目が向かなくなります。

今ではどれだけインプットしても陳腐化してしまう技術が多いですが、1年掛かるが3年くらい有効なスキルを身につけるより、1週間で3日持つものにどうしても目が向いてしまうのです。

仕事をする上で勉強などインプットすることは直接は役に立たなくても部分的に有意義です。

それは、メタ認知がつくことです。ざっくりとはアナロジーのようなことですが、異なる事象間の同じ構造を瞬時に導くことができるような思考の在り方です。

異なるものから同じ構造を把握するには、多くの知識が必要です。そのためにはさまざまな情報を取りに行ったり、学問を勉強したりなど自分の中に情報の土台を形成する必要があります。

社会人の勉強のスタンスとしてキャリアアップやジョブチェンジのためでもいいのですが、いくつであろうと土台を強化していくことが重要だと思います。

陳腐化する技術や知識はあれど、情報から意味を抽出する力は年々蓄えていけるはずです。
勉強を続けていれば。

さまざまな分野のことを浅くときに深く追いかけることで今まで見えなかったことがなんとなくでもわかるようになったり、手がかりを見つけられることは非常に楽しいです。

また仕事をしていると自律を求められることがあります。

権限が委譲されておらずマイクロマネジメントが多い状況で自律を促されることはなんの意味もないかもしれませんが、自律とは何でしょうか。

自らに問題を再構築したり、意味を見出すことが自律だと考えています。

自責というのはよく聞く言葉で自律よりも求められるかもしれません。負うべき責任ばかり増やして自律を育てなければただただ辛いだけです。

権限がなくとも意味を見いだして自分の権利を勝ち取りに行く。
自分で問題を作り出して巻き込んで解いていくというのが大事なスタンタスだと思います。

社会人になっても勉強を続けることは、単に楽しいからでもありますが、自律やメタ認知を形成するための足がかりとしての知識を増やして知恵に変える所作なのだと感じます。

最後に

結果を変えるためには行動を変える。行動を変えるには思考を変える必要があります。
思考を変えるには様々な触れたことのないことに触れるしかありません。

短期的な結果ではなく長期的な恩恵を得るためにあらゆる知識にアクセスして実践に投入する。それを繰り返して自分の中に練り込まれた引き出しを増やしていく作業が楽しいのだと感じます。

昨日までわからなかったこと、知りたかったことがわかるようになることにどれだけ心躍ることなのだろうかと感じます。

日々是インプットを続けていきたいですね。
それでは、また。

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