マインドシェアとUX
今回のお話
優れた世界観、コミュニティを持つもので何を思い浮かべましたか?
ディズニーですか?noteですか?任天堂ですか?ほぼ日ですか?
頭の中にぱっと浮かんだそれは、あなたのマインドシェアNo.1ということです。
今回はブランディングとマインドシェアについて考えていきましょう。
マインドシェア=〇〇といえばアレ
マインドシェアとは、名前の通りマインド=頭の中のシェア=占有率です。
ブランドというのはマインドシェアをいかに獲得するのかというのが重要になってきます。
マーケティングとしてTV広告などキャンペーンを行うのも新規ユーザーの獲得などもありますが、このマインドシェアを獲得するのが最大の狙いだと思います。
PayPayは、その点で上手でした。
大々的なキャンペーンで今までキャッシュレスなど使ったことも知ってもなかった人までキャッシュレス=PayPayと思うほど使っていますよね。
そういった意味でも〇〇といえばアレだよねといかに言わせるかがブランディングの最大目的だと言えます。
動画配信サービスといえば、Netflix
動画投稿サイトといえば、YouTube
通販サイトといえばAmazon
ぱっと思いつく=第一想起させることがマインドシェアが高い状態です。
では、そのためにサービスやプロダクトがしていくべきことは一体何なのでしょうか。
全体UXの最適化
個人的には全体UXの最適化がそれにあたるのではないかと考えています。
全体UXとは、サービスの利用前から利用後までのあらゆるユーザーとの接触点におけるユーザー体験のことです。
それらを最適化することでユーザーの頭の中でそれに対するイメージが形成されていきます。
そのイメージがブランドのコンセプトに近ければ近いほどファンとなり、第一想起の確率が高まります。
コンセプトとは、ブランドの理想像であり、ブランディングとはユーザーの持つブランドイメージを限りなくコンセプトに近づける所作だと考えています。
あらゆる接触店において、コンセプトから外れることのない機能や施策を適用していくことが重要です。
それは、UIかもしれませんし、営業マンの一言かもしれません。
ToB、ToCのサービスやプロダクトにおいてもデジタルで完結してようが、オフラインであってもマインドシェアを意識した行動が大切です。
普段サービスの一部分の機能改善や施策を検討することがありますが、その場合であってもいかに部分最適に陥らないかについて考えています。
部分最適の集合体が、全体最適であることはまれです。
どこかでボトルネックやコンセプトのズレがあり、その歪みは大きなゆがみになります。
そういった意味でも全体UX=ブランドの世界観を損なうことなくユーザーに届けられるかを意識する必要があります。
最後に
ロゴやブランドカラー、デザインにシルエットなど見た目だけでなく哲学やポリシー、コピーライティングなどの言葉もブランディングにおいて重要な要素です。
先に述べたように、ユーザーに触れる全ての接触点がユーザーの頭の中のイメージを形成するものになります。
そう思うと日々のサービス設計や接客などあらゆることが重要な所作だと思います。
直感的に論理的にブランディングについて思いを持って働きかけていくことがサービスに関わる上で重要な意識なのかなと感じています。
それでは、また。
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