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毎日使ってもらうためのUXの型

今回のお話

あなたは毎日使ってるアプリやサービスはありますか?
なぜ毎日使っていますか?

毎日触れるアプリやサービスは何だろうと考えたときに、このnoteやTwitterなどのSNSを始めとして、キャッシュレスアプリや漫画アプリなど様々なサービスに触れているかと思います

一体毎日使うことになっている理由や仕組みは何なのでしょうか。
そこにUXを考える上で重要ななにかがあるような気がします。

今回は、定期的に使わせる仕組みについて考えていきましょう。

競争型

スマホゲームを思い浮かべると、その多くには競争の仕組みが埋め込まれています。

ランキング、バトルなどです。
相手を打ち負かして上を目指し、恩恵を勝ち取るような椅子取りゲーム的世界観がそこにはあります。

付随してログインボーナスなど毎日得られる小規模な恩恵が多く埋め込まれています。

そこには必ず勝者と敗者があり、富が富を産むような長期的滞在恩恵もあったりします。そして参入障壁により、より強者は強者たりうるようになります。

強者は強者でいるために課金したり、時間を投下するようになり、過処分時間をそこに埋めるようになります。

競争を埋め込むメリットは、以下かと思っています。

・活動量が上がる
・権威性を持たせられる

毎日ランキングを上げるため、ログインボーナスを受けるためなどから活動量が上がります。
またランキング上位1%やS級のように、ラベリングをすることで権威性を付与することが可能になります。

デメリットはその逆で、敗者の活動量は下がり、離脱します。権威性を支えるために多くの敗者を生むことになり、フラストレーションを溜めてしまう可能性が高くなります。

ToDo型

これもゲームで例えると、デイリークエストなど達成すると何か恩恵がもらえるような仕組みです。

楽天市場のように、楽天経済圏に浸かれば浸かるほど恩恵があるのもToDo型と言えるでしょう。

ToDo型の場合、ある程度ユーザーの向きを揃えられるため、チュートリアルなど新規ユーザーに使われる仕組みでもあります。

ToDo型のメリットは以下かと思います。

・行動のベクトルを(恣意的に)揃えられる
・細かい達成感を与えられる

これをしましょう、あれをしましょうと世話好きなサービスもよくありますが、ユーザーの行動の導線を合わせられることができます。

また細かいタスクを行わせることで達成感を与えることもできます。
簡単なタスクを数こなしているとなんだか頑張った気持ちになるのと同じ構造です。

承認欲求型

多くのSNSはこのタイプでしょう。
いいねやコメント、PV数など自分に対する評価を定量的に見える化したのは、ある意味大発明かなとも思います。

評価の資産を貯められるようになるのがこのタイプの最大のメリットかと思います。

個人の時代と言われているように知名度が資産になるようになってより多くのサービスで取り入れられるようになっていますね。

最後に

どれが1番良いとか悪いとかはありません。
それぞれの型を複数組み合わせて全体的なサービスのUXを最大化するようにするのが大事だと考えています。

食べ合わせというように悪い組み合わせもありますが、試行錯誤的に時代の変化やユーザーの気分感に合わせてチューニングすることが必要不可欠です。

サービスのUXには完全や完成などないかと感じています。
涅マユリが言うように、完成されたものには何も興味を示さないというのは、デザイナーやプロダクトに関わる人にとっての気分感なのかもしれませんね。

それでは、また。

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