ハッピーエンドをはじめから(あとがき)

◆はじめに

「ハッピーエンドをはじめから」という曲を、にじさんじ所属バーチャルライバー、リゼ・ヘルエスタさんに書き下ろしました。

vocal:リゼ・ヘルエスタ @Lize_Helesta
music & words:TOKOTOKO @NishizawasanP
mix & mastering:友達募集P @tomobop
drums:樋口幸佑 @drums_goo
illust:たま @tamak0
movie:しゃもじ @syamoji_0114

普通に1ファンとして追ってた方なので、マジ?って感じでしたが頑張りました。
負けない曲を書こうと思いました。
また、ソロの曲、という点に重きを置きました。
本人にとっても、リスナーにとっても、響くものになってるといいなって思います。

◆楽曲について

作風としては僕の通常営業というか。
シックな感じよりは明るい方が合うと思ったのと、テンポ感は欲しいと伺ったのでこんな風に。
あまりかっこいいとかおしゃれに寄せすぎないで欲しい、とも言われたな・・・
3パターンくらいラフ作って選んで貰ったんですが、この曲がビビッと来たみたいです。

この曲候補3として提出した曲なんですが(だいたい自信のあるやつを候補1に)、一番最初に考えた曲でもあって。
依頼を受けてから制作に入るまで、スケジュールの関係でしばらく時間が空いてしまったんですが、
受けたタイミングでこんなのどうかな~ってiPhoneにメモっておいたのがこれ。

制作入る時にまた別に2案用意して、新鮮な方を若いナンバリングとして渡したんですが・・・
リスナーの反応を見るに英断だったのでは?って思ってます。
直感って大事だなって思いましたね・・・

個人的な想いとして、リゼさんの魅力って、
常に新しい刺激を、みたいなところじゃなくて(そういうのが全然ないってことではなく)、
いつものリゼ感というか・・・おれたちの知ってるリゼ感というか・・・
そういう文脈とか安心感にあると思ってて。

ので、サウンド的にはロック基調ですが、
こういう柔らかい空気があって、ハートフルなメロディーが合ってたんじゃないかなって。
改めて思う次第です。

◆歌詞について

曲に関しては前述の通り通常営業なので、制作のメインはこっちでしたね。
打ち合わせの際に、個人にまつわるワードをあまり使いたくない、と仰っていたので、
なんだろう、あまりキャラソン感の出ないように?
リゼ・ヘルエスタを知らない人が聴いても何これ?とならないように書いたつもりです。
Moon!!とかとは逆ですよね、どっちが良いとか悪いとかじゃないですが。

反面リゼオリジナルであること、本人が歌ってるってことは大事なことだと僕は思っていて、
出来るだけ普遍的な言葉で、聴く人が聴けばリゼの曲とわかって貰えるように気を配ったつもりです。

内容については深く語るまい・・・
きっとみんな心で理解してる(オタクの絆)

反応見る限り概ねわかってくれてそうで安心しました。
自分が思ってるリゼさんの良いところと、リスナーのそれがちゃんと同じで良かったです。
わかってくれる前提で書いてる。

詩の内容とかは基本お任せだったんですが、やっぱり3Dお披露目見ちゃうとこう、
この熱量を形に残さないといけないなって気持ちになりましたね。
その時期はまだ全然制作に入れてないんですけど。

◆タイトルについて

タイトル案を検討してて、
「ハッピーエンドをはじめから」って「ハピから」って略したらかわいい響きだし、これにしましょうって話の流れから

画像1

これもハピからなんですけど・・・
無慈悲

◆終わりに

僕から話せそうな制作のことはこれくらい?

個人的な課題というか、目標というか、立ててて、
良い曲なのは当たり前、そこからリゼさんとリスナーにどれだけリーチできるかっていうのがありました。
僕の見る限りだけど、リゼさんもリスナーもすごく喜んでくれて、おかげでこの曲は100点満点になった。
100点にしてくれてありがとう。

たくさんの人に受け入れて貰えて本当に安心しました。
めっちゃ西沢さんの曲なんだけど、同時にめっちゃリゼの曲という評価、ナンバーワンウレシイ。
この曲がライブで聴ける日が来るといいなって思ってます。
長話にお付き合い頂き、ありがとうございました。


TOKOTOKO 2020.05.29

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