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「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」クリアレビュー

はじめに

「閃の軌跡Ⅲ」は、日本ファルコムが開発したストーリーRPGである。舞台は、ゼムリア大陸にあるエレボニア帝国である。

軌跡シリーズは、2000年代に展開を開始したゲームである。本作は、閃の軌跡Ⅱの続編である。閃の軌跡のほかにも、零・碧の軌跡や空の軌跡がある。筆者は、閃の軌跡Ⅰで軌跡シリーズ初プレイであり、閃の軌跡Ⅱをクリアし、軌跡シリーズの”クロスベル編”である零・碧の軌跡をクリアしている。クリア時間は、134時間ほどである。以下に、筆者のYouTubeLiveのリストを記しておく。

以下、閃の軌跡Ⅰ、閃の軌跡Ⅱ、零の軌跡、碧の軌跡、本作のネタバレを含むので留意してほしい。

レビュー

舞台は、「閃の軌跡Ⅱ」エンディング後、約Ⅰ年後から始まる。リィン・シュバルツァーは、新設された「トールズ士官学校第Ⅱ分校」の教官となり、ユウナ、クルト、アルティナの所属する「Ⅶ組」の担任となる。クロスベル戦役、北方戦役、帝国内戦などの激動の時代を乗り超えたエレボニアで、だんだんと何かが「揺れ」はじめる。

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グラフィックに関しては、アニメ絵なので、前作と変化がないと思われたが、閃の軌跡Ⅰ・Ⅱと比較すると、キャラクターの顔の骨格の作り方が自然になっている。また、少し色合いも鮮やかになっていると感じた。

キャラクターに関しては、魅力的なキャラクターが多い。旧Ⅶ組のメンバーも登場してオールスター感が増しているのだが、キャラの数だけストーリーを描く以上、テンポの悪さも感じた。

ストーリーに関しては、過去作の軌跡シリーズをやっていると、ストーリーについて考察できる部分があり、面白い。零の軌跡のヨアヒムが飲んだ赤い錠剤と「赤いプレロマ草」との関係はあるのだろうか・・・

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ここで、少し、レビューを休もう。私の今回の推しは、ミュゼだったが、実は、ユウナのリーダー気質なところも推しポイントであった。「あたしたちのクロスベルを、あの自由で誰もが希望を持てた街を、返してよぉぉ!」のセリフは印象深い。

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世界観に関しては、ストーリーと重複する部分も多い。本作は、零、碧、閃1・Ⅱで広げた風呂敷を少しずつたたむ準備をしていて、伏線を垣間見ることができるので、過去作からプレイしていて良かったと思う。

サウンドに関しては、良かったのだが、使い回しが多かったように感じた。

バトルやその他の操作性に関しては、今回から導入されたブレイブオーダーシステムによって、戦況が不利な状況から、いかにに立て直すかという遊びもあるし、慣れてくると無双状態にもできる。また、サブクエストにもマーカーがついたこと、本がある場所にもマーカーがついたことで、目的のものをすぐ見つけることができる。これは、短時間で進めなければいけないゲーマーにも嬉しい仕様であった。

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得点

部分点:各10点満点

グラフィック9点
キャラクター:8点
ストーリー:9点
世界観:9点
サウンド:8点
バトルやその他の操作性:10点

総合点(100点満点):86点

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