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#71 日本の林業について


1.日本の林業について

今回は日本の林業について語りたいと思います。特に、戦後の針葉樹植林の問題が、現在の多くの課題につながっていると考えています。

戦後の日本では、木材需要の予想から全国に針葉樹、特にスギやヒノキが大量に植えられました。しかし、本来日本の植生は落葉広葉樹が中心で、針葉樹の大量植林は自然環境に適していませんでした。結果として、輸入木材の普及により国産木材の価値が下がり、植林された針葉樹はほとんど使われることなく放置されてしまいました。これにより、花粉症の原因になるだけでなく、針葉樹の密集により山の生態系や水質にも悪影響を及ぼしています。かつては豊かだった日本の里山も、適切な手入れがされずに荒廃しているのが現状です。また、林業自体がマイナーな産業となり、近代化が進まず、誰も林業の本質を理解していないという問題も抱えています。

私は、日本の林業の問題点として、戦後の針葉樹植林政策の失敗と、その後の適切な管理の欠如を挙げます。花粉症の問題だけでなく、生態系や水質への影響も考慮する必要があります。林業の近代化と、政策的なアプローチの変化が求められています。私たちは、日本の豊かな自然環境を取り戻し、林業を再評価するために、積極的な行動を起こすべきです。

2.人間の〇〇能力の不思議

今回は、最近私が思わずハッとした人間のとある能力についてです。

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