『空中落下』long version

ゆらゆらゆら、宙ぶらりん。
ゆらゆらゆら、揺れている。

それは空中ブランコよ。

ゆらゆら揺れてるブランコに私は乗るの。
勢いよくお空を漕ぐの。

足をゆらゆらさせながら
ブランコゆらゆら揺れている

ゆらゆら揺れるブランコに私は乗ってるの
私はお空を漂うの

お空を飛ぶのは疲れたの
フヨフヨ漂うの

私はそのまま落ちてゆく
下へ下へと落ちてゆく

何層もの雲を抜けて落ちてゆく
下には広い海

青くてキラキラ輝くの
太陽の光が照らしているの

少しずつ少しずつ落ちてゆく
私の身体は海へと吸い込まれるの

突然頭に響いた声がする
私が落ちたお空からの声がする

お空の声で目を覚ます
沈んだ意識が浮上する

窓から光が差している
外は明るくなっている

あのお空の景色は夢だった
頬を引っ張る痛いのよ

帰ってきたの、現実に。
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以前投稿した空中落下にストーリーを追加!
評価がよければ朗読もしてみようと考えてます。

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