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デパートにあった楽園



先日、久々に母とデパートへ行ってきた。


私のちょっとした探しもののためだったのだが(無かった)、ついでに地下の食品コーナーへ行こうと言われた。デパートの食品コーナーは眺めるだけでも楽しいし、駐車料金用のちょっとしたお買い物だと思ったので二つ返事でエスカレーターに乗った。


デパ地下に着くや否や「何か欲しいものある?」と母。
ええー! 私に買ってくれるんですか!? その前にお土産ももらったのに恐縮です……と思いつつ商品棚をキョロキョロし始める(遠慮しないんかい)。私も一応お菓子を持っていったけど、全然足りなかったな……。


なるべく高くないものを探していると、ある場所で足が止まった。

そこはスープコーナー。そして視線の先にはかぼちゃスープである。


カップスープみたいな1人分数袋入りとかではなく、1人分がパウチに入ったちょっといいやつ。それが3種類もある。そして下の方に目線をずらすとホテルメイドの缶入りタイプ。一方、上には同じくホテルメイドの紙箱タイプがあった。


つまり、1つの棚に5かぼちゃスープである。
かぼちゃの楽園がここにあったのか、という感慨に浸ることしばし。季節に振り回されることなく、いつでもかぼちゃ商品に会える場所を見つけた。それは、このデパートがより好きなった瞬間でもあった。



すぐに「何を買うか」から「そのかぼちゃスープにするか」へと議題変更。しかしそこからは割とあっさりと決定した。パウチはすべて1人分かと思っていたのだが、1つだけ濃縮タイプの2〜3人用だったのである。


北海道パンプキンスープ。味のあるイラストが素敵。


製造元はクレドール興農株式会社。

札幌市からほど近い喜茂別町で、アスパラガスの生産者が結集し組合を結成したのが始まりだそう。ホワイトアスパラ缶詰の生産からスタートし、現在はコーン缶やゆであずき缶、冷凍野菜なども製造している。


名前は正直ピンときていなかったが、缶詰はスーパーで見た記憶がある。クレドールさんが作ってたんですね。もう忘れません。だってかぼちゃスープを作ってくれたのだから……。


1袋250mlと同量の牛乳を火にかけて完成


軽くとろみはありつつ、基本的にはさらっとした口当たり。
かぼちゃ特有のザラザラさはなく、丁寧に濾されていることがうかがえる。

玉ねぎの甘さと生クリームのまろやかさをしっかりと感じる。
レストランで出てきそうだな、と思いながらぐいぐい飲んだ。


ただ……ゴリゴリのかぼちゃではなかった。

いや、これが相場なのはわかっているし、夫も「ご飯が進む」と大絶賛していた。ほら、と言いながらスプーンでご飯にかけているのはさっぱり理解できなかったが、食べかたは人それぞれである。


私が「かぼちゃ感」を期待しすぎているだけで、スープ自体は美味しい。これは勘違いしないでもらいたい。かぼちゃ強火担でなければ夫のように大絶賛することだろう。




まずは1つ目。あの棚制覇まであと4つ……。




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