森のお菓子屋さん(下)【絵のない絵本】
※題名に書いた「絵のない絵本」は、アンデルセンの短編集とは関係ありません。絵本のイメージで書いたお話、という意味合いです。本当は絵も書けたらよかったのですが……(察し)※
↓ 本編スタート
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次の日。お店はいつも以上に大繁盛。朝にやって来たネズミのサンが会う人会う人にお菓子の話をしたようです。
「こんなに美味しくなるなんて!」
「私も色々試してみようかな」
新しい木の実も途端に大人気に。そして、最後の一袋を買ったねこのグレースおばあちゃんは、
「チェルシーちゃんの