ステーキピラフとチョコプラ

嫌なことばかりに目がいってしまう日は、どうしたらよいだろうか。本を読んでも映画を観ても酒を飲んでも、どうしようもないときは。

全部雨のせいにするのは簡単なんだけど、雨だから外に出ない、と決めたのは自分たちですからね。10分でもいいから散歩すればよかったね、と夕方薄暗くなってから妻とふたりごとを呟いて、子どもたちだって、雨ガッパでも着させて連れていけばよかったかなぁ、って。でもそれで風邪ひいてもねぇ、なんて、ウジウジ。

昨日は僕も妻も、どうやら何かに悶々としていたようで、夕方くらいからもう飲み始めたんだけど、結局最後まで二人でジメジメしっぱなしで、結論は「来週は外に出よう」であった。

唯一の救いは、晩ごはんの「ステーキピラフ」がうまかったこと。なんてことはない、ピラフの上に焼いたステーキを乗せただけ。そこにレタスとトマトと半熟卵を添えると、もうゴージャス感がすごい。

ネットのニュースでまた生産性云々の話しになっているのをちら見して、
例えば、「今日あなたたち夫婦の一日は、全く生産性のないものでしたわね」なんて言われたら、「へへへそうなんですよ、でもステーキピラフがおいしかったっす」って言いたいような一日だった。「あと土曜の夜に見たキングオブコントのチョコプラの予選ネタは久々に腹抱えて笑ったっす」と付け加えたい。

これおいしいねって言いながらにっこりすることとか、がはははと声に出して大笑いすることのほうが、生産性うんぬんよりも、ずっと大切なこと。なんて、一日遅れの月曜朝にこれを書いていて気がつく。あとから生まれることも、あるんだね。

お蕎麦屋さん開きたい。