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忘れられない「気を付けてね」

誰かと一緒の帰り道でバラバラになる時
何と言いますか?
バイバイ!
またねー!
また明日ー!
気を付けてねー!

何気なく言ってる言葉かもしれませんが
私は、この『気を付けてね!』と言う言葉を大切にしています。

そのキッカケになった出来事があったのは、私が中学生の頃です。
仲の良かった友人の家に遊びに行った帰りに、友人が玄関先でバイバイ!気を付けてねー!と言ったのです。
当たり前のように、友人から出た言葉に、私はとても衝撃を受けました。何が当時の私にとって衝撃的だったのでしょう?
気を付けてねー!なんて、そんなに珍しくもありません。
当時を振り返り、少し考えてみました。

母の言葉と、友人の言葉の違い

家を出る際に、母が言ってくれる「気を付けてね」
同じ言葉でも、少し意味合いが違うなと思うんです。
母の言葉には当然、私のことが心配なのは前提として

貴女が急に飛び出すでしょ?それに驚いた車が大きくハンドル切ったり、急ブレーキでスリップするとしちゃうじゃない?それで他の人に衝突したらどうする?大変でしょ?大変なのよ。そうよ。他人に迷惑かけないようにね!気を付けなさい!

なんだと思うんです。
他人に迷惑かけないようにと、の意味合いもあると思うんです。
漫画やアニメ、ドラマなんかで

「気を付けてよー」
「うるせーわかってるよ」

思春期の息子と母の設定でアルアルですよね!
躾の言葉としての「気を付けてね」
受け取る側としては、どうしても
「はいはい、わかってますよ。大丈夫です」
振り返ると、有難い事なんでしょうけど、幼少期は少々面倒だなって
思う事もしばしば。

さてさて、友人からの言葉はどうでしょう?
友人が私を躾けるとは思いません。
純粋に私を気遣う「気を付けてね」として私は受け取ったんでしょう。
彼女に気遣いの気持ちがあったのか、はたまた別れの挨拶のテンプレートだったのかは、今後も謎が深まる一方ですが、私の脳内では

もう暗くなってきたし、変質者が出るかもしれないでしょ?実際に遭遇しちゃった事あったよね?その時は、お姉ちゃんと一緒だったから良かったって言ってたけど、今日は一人でしょ?私、心配なの。だから気を付けて帰ってね!また明日!

と、いったように変換されてしまったのでしょう。
その事が、なんだかとても嬉しくて心が温まったことが、今も記憶に残っています。
それと同時に、同い年なのに相手を思いやる気遣いができて、それを伝えてくれたことに、自分はどうだろうと考えさせられた事を覚えています。

夏だったかどうかは・・・

大切にしたい「気を付けてね」

それをきっかけに、私も思いを込めて、気を付けてね!を言おうと決めました。
何気ない日常会話(挨拶)のひとつかもしれませんが、私は心を込めて、これからも、気を付けてね!と伝えるつもりです。
皆様にも、大切にしている言葉はありますか?
ぜひ、教えてください!
ちなみに、うちの上司もちょくちょく「気を付けて!」と言ってくれます。
日々、伝えてもらってる事に感謝し、今日の帰り道も、私なりの想いを込めて伝えようと思います!

読んでいただいた皆様も、お出かけの際は


お気を付けて!!!

BGM

紅/X JAPAN
友人との思い出の曲です!
友人の歌う声もすきでした!歌うまかったなー♫


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