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虫刺され記録〜海外滞在中

閲覧注意 虫刺されの画像があります

これは台湾で発症した虫刺されの経過と治療後の観察記録です。
咬まれた自覚後に巨大な水疱となるまでは約19時間。しかし台湾旅行時に遭遇した重篤な虫刺され(咬み)の情報がとても少ないことに気付かされました。
特にこの大きな水疱の対応です。破裂後の感染症予防対策。その傷痕を最小限に抑える方法に一日も早く辿り着きたいと考えています。

これは現在進行中手探りで書いたものです。(2024年夏執筆)


台湾政府の小黑蚊対策の呼びかけHP


□自身の体調や疾患履歴
・ダニアレルギー
・ハウスダストアレルギー
・機械性蕁麻疹
以上は医療機関の検査を受け判明しています。日本の蚊でも赤くはなり、人より多少腫れることがありました。
□過去の虫刺されによる被害
重篤な症状や経験特に無し。
夏季に日常的に蚊には刺されます。
現在まで住居近くに河川、森林などはなく虫との濃厚接触の経験は日常生活ではありませんでした。旅行等でも記憶にはありません。
台湾旅行は今回の旅と同じ季節に何度も来ていますが、小黑蚊に刺されたこと、また水疱の発現は初めてした。

□台湾虫刺されの記録
1回目(滞在3日目)
場所 屋上洗濯物干し場
右手の甲右側 1か所
・傷痕は上からみた火山に似ている
ニキビの芯のような硬い瘡蓋(かさぶた)がある。消える気配はない。

2回目(滞在4日目)
場所 屋上洗濯物干し場
右手薬指の付け根に一か所
左手薬指、中指、人差し指3か所
・硬いしこりのような水疱のようなものができた。外出時特に強い痒みがでる。(屋外の温度差と推測)

3回目(滞在6日目)
場所 屋上洗濯物干し場
右足の脛6

4回目
場所 郊外
腰上背部5

滞在9日目
場所台湾郊外散策時の帰宅後、違和感を感じた。鏡を見て患部を目視すると、かなりの痒みと肌の赤みあり。大きな水疱は出ていないが、強く耐え難い痒みがある。痛みはほぼない。

翌日、街角の薬局に相談する。日本からの所持し使い慣れていた薬が効かないことを告げた。
水出のシャワー後、清潔とクールダウンを心がけた肌への塗布を開始した。
痒みが鎮まる気配はなかった。

↑改善を感じられないため、滞在先のオーナーとハウスメイトに相談した。

すすめられた予防薬をドラッグストアで購入、その後はそれを持ち歩き2時間每に腰から下への散布開始した。

5回目 滞在14日目 小黑蚊遭遇
場所夜21時前後 台北繁華街にて
21時過ぎバス待ちの列に並ぶ。暫くして脚下部複数個所に痛みを感じた。

服装
ロングパンツ
ふくらはぎ半分の靴下
スニーカー

左膝下の側面からふくらはぎにかけて5(うち水疱大4、小1)
右膝下の側面からふくはぎにかけて13(うち水疱中1小、7)

滞在15日目
10:00ドアの外に出た瞬間違和感があった。長ズボンを捲り撮影していた。

14:58小さな水疱ができた。ここまでは滞在2週間中珍しくないことだった。
明らかに違う刺激と強い違和感があったことを記憶している。こちらも撮影していた。
改めて画像を見直すと、今までの虫刺されと違い赤みが強く広範囲気配である。これで止まってくれればよかったのだが。

以降閲覧注意
以降患部の画像が続きます。時間経過とともに重度になります。閲覧はご注意ください。







10時頃 13時間経過
経過は推定の咬まれ時刻から
外出直後患部に強い違和感を覚えた
長ズボンを捲り無意識のうちに撮影していたようだ


15時頃 18時間経過
強い痛みを自覚し明らかな違和感を感じた
外出先で撮影



15:30診療所で診察を受けた後、処方薬を手に入れる。診察中も痛みが強くなり不安を感じた。医師による治療はなし。
※台湾の病院についての詳しくは別途執筆予定

当日の医師とのやりとりは全てスマートフォンの翻訳画面を見せ合いに終始した。簡易な必要最低限の意思疎通をお互いに文字化し記録として残せたのは良かった。
医師からの明示は以下の通り。
■原因
虫刺され
■対応
飲み薬と塗り薬の処方
・塗り薬は手にとってよく擦り込むこと
これはジェスチャーで何度も伝えられた。
■生活で気をつけること
・長袖、長スボン、靴
・服はフィットしないゆるやかなものを身につけろ
・虫は服を突き抜けてくるから
・忌避剤を使用せよ

■処方薬
・飲み薬
食後3日分
錠剤が3種類
ピンク(大)1粒
ピンク(中)1.5粒TS401
オレンジ色 0.5粒

3食後每の飲み薬
袋ごとに違う動物のイラスト

・寝る前の白色1錠
※大きさの比較のために撮影時は上記飲み薬も並べています。


・塗り薬
 1本(市販塗り薬と同じぐらいのサイズ)大きさを渡された。

10mg

17:30 
1回目の薬を飲む1/9袋目
薬を少しでも早く取りたく思い夕食を食べた。念の為に薬は湯冷ましで飲むことにした。

左足
薬摂取直前の撮影
明らかに黄色の水疱が膨らみ始めた
左足

20:30
寝る前の薬1つ目 1/3
湯冷ましで飲む。

23:30就寝
ベッドに厚めのタオルを敷く。
シーツを汚さないように準備した。今のところ水疱はいつ破裂するかがまったくわからない。
ペットボトルに水を入れ冷蔵庫で冷やしていたものを足の位置におく。
患部は冷やした方が良い、と病院では言われなかったが検索では多く推奨されていた印象があり実践する。台湾は暑いのでこれにより冷えすぎると感じることがないのは幸いだった。

滞在16日目
4:45痛みと違和感で目覚めた。
水疱の引きつりと痛み、その周辺の赤い箇所に強い痒みを感じる
安静の為、ベッドの上でこの記録を開始する記録撮影をする。

左足5:00頃27時間経過
画面左の一番大きな水疱は2つあったものが合体していた
5:00頃27時間経過
両足比較


滞在16日目
9:00
2回目の薬2/9袋
薬を飲むため朝食を購入するために短時間外出。直後は室内と変わらない痛みであったが、汗をかくほどの運動量になった時点で痒みと肌の引きつりによる痛みが強くなる。階段などでふくらはぎなどの伸縮は激痛を伴うことも判明した。
宿に戻り水でシャワーを浴びた後、塗り薬を塗布する。
食事後、薬をペットボトルの水でのんだ。

8:00頃30時間経過
左足外出前撮影

右足

13:00頃35時間経過左足
左足
右足
20:00 47時間経過
左足


サイズ比較のため一番近い大きさは5元
※コインはアルコール消毒


23:00 50時間経過
左足
水疱が2箇所かなり膨らみ始めた
右足


7:00 58時間経過
右足側面
右足正面


7:00 61 時間経過

台湾には大使館がない。訪台者である自分が情報を求め訪れたのが「公益財団法人日本台湾交流協会 台北事務所」だ。基本はビザの申請等の在台日本人の対応が主のようで受付から手間取ったが、幾ばくかの滞在時間で日本語対応可能な病院情報を手に入れることができた。正直なところ心身ともに限界が近かった。担当して頂いた全ての方に対し謝辞を添えたい。

17:30 68時間経過
18:35 71時間経過


20:00 73時間経過 左足
右足正面
右足外側



20:00 80時間経過 左足
右足外側 右足の水疱も肥大した
こちらは内出血が多い
右足正面


7:50 90時間経過 左足
高さ参考
サイズ参考 1元硬貨
ペットボトルキャップに丁度収まる
右足
1元硬貨と比較
右足内出血


10:00 92時間経過 左足
布が触れると痛みを感じるようになる
11:00 93時間経過
右足正面
右足側面と背面
左足より症状が遅れているが膨張している

■病院にて処置
水疱から水を抜き、抗生物質を塗り、飲み薬も出される。
・朝晩の薬の頓服
・就寝前の頓服
・塗り薬を朝一回塗布し滅菌ガーゼで防護

2024/07/21 高雄24時間目患部拡大
2024/07/21 高雄48時間目患部拡大


■2ヶ月経過
傷口は薄くなるが、咬み跡は未だ残る。
強い痒みが患部の周辺に時々出る。

2024/9/1(2ヶ月経過)
2024/9/1(2ヶ月経過)
2024/9/1(2ヶ月経過)

■73日目 再び水疱
一番きれいに治りかけていた咬み跡が水疱化した。

2024/9/10左脚 73日目水疱再発
2024/9/10左脚
2024/9/11 朝 左脚


※情報を求めるためGoogleの設定を日本と台湾両方切り替え双方から検索しています。日本からリンクが飛べない場合は以下の方法で解決することができます。Google設定方法画面右上のアカウント→(◯のプロフィール画像をタップ)→設定→その他の設定(言語、予測入力、自動再生)→検索言語(言語と地域)そこで→検索言語(日本語(日本語)または國語(台灣))


滞在を安全に継続するために私はこの問題の解決を望んでいます。一日も早く観光を楽しむ日を取り戻したいと考えております。
また、これは小黑蚊に対して安易な脅かしを広めるためのものではありません。
今後この稀な発症をした場合においても台湾で適切な治療を受けることができことを強く望んでいます。

進行形 閲覧注意 小黒蚊でアレルギー発症台湾での発症と経過
検索で得た情報 台湾の虫刺され
■名称
小黑蚊、小台湾鋏蠓
シャオフェイエン(ㄒ一ㄠˇ ㄏㄟ)
■大きさ
1~5mm
■生息地域
台灣全域
■予防方法
・適正成分の入った虫除けの定期噴霧
足、足裏、靴、靴下、長ズボン、首から下に噴霧
使用の間隔は説明書に従う
※体験進行中
・服装(露出を避ける)
靴、長ズボン、長袖
■空域
1メートル以下
■出現場
湿気が多い場所
■出現時間
夕方〜夜が多い
日中も活動しないわけではない
■人への接触方法
人を感知できるセンサーがある
■死亡例
不明
■予防有効
追記(7/3(水))

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