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仕事や勉強のモチベーションを維持する方法

皆さんも普段、仕事や勉強をする際に、なかなか集中できなかったり、気が散ってしまったりすることがあるのではないでしょうか?今回はモチベーションを維持するための目標設定方法、具体的なテクニックについてまとめてみたいと思います。

ちなみにこの記事は下記・松本幸夫さんの著書を参照させて頂いています。本書には「モチベーションを維持する習慣」「習慣を身につけるノウハウ」についてまとめられていて、10年ほど前の本ですがとても分かりやすく自己啓発できる一冊です。その中から、具体的なテクニックについて一部抜粋しています。

習慣が変われば人生が変わります。

夢を分断する

夢を実現するためには現実的で具体的な目標を掲げることが必要です。

目標設定に必要なのは、

S=具体的(Specific)

M=測定可能(Measurable)

A=行動中心(Action-oriented)

R=現実的(Realistic)

T=期限と設定した(Time-limited)

上記5つでSMART法という目標設定の手法があります。

ただ、いかに目標を設定したとしても、いざそれを達成するのはなかなか大変です。目標に向かって日々行動するためには、目標を分断するのが効果的です。

その昔、大軍の敵を前に、ジュリアス・シーザーは「分断して征服せよ!」と叫んだといいます。どんなに大軍であったとしても、分断してしまえば小隊の集まりに過ぎません。それを目標設定に応用したのが「シーザー方式」です。

例えば、「TOEICで900点を取る!」という目標だけだと、自分が今どこにいるのか、何をしないといけないのかが分かりにくく、なかなか身が入りません。「今日は疲れているから明日にしよう」といった風にサボってしまうこともあるでしょう。

そこで、例えばTOEIC900点のためにあと3,000単語覚える必要があるとします。これをシーザー方式で分断すると、1日に覚えなければいけない単語数が分かります。例えば残り日数で割って、一日8個としましょう。これであれば、「3,000単語覚える」という大きな目標を「1日8単語覚える」という現実的な目の前の目標として、行動に移しやすくなります。

これが、モチベーションをキープし続ける目標設定のコツです。

あえて集中のピークでやめる

TV番組で、面白くなってきたところで一旦CM、続きはCMの後!という事がよくあると思います。視聴者にチャンネルを変えさせないための手法ですが、これは「ゼイガルニーク効果」というテクニックを応用したものです。ピークのところで中断すると記憶が強く残る、というもので、「続きが気になる」「やっと少し楽しくなってきたところ」そんなタイミングで一旦休憩を挟むと、続きをやりたくなる動機付けになります。

例えば、ポモドーロ・テクニック(25分作業して5分休憩する)といったものと組み合わせて、スケジュールを組むと効果的です。

最初の4分に全力を尽くす

アメリカの心理学者、ズーニンという人が「物事は最初の4分間、初動の4分間が決め手である」という言葉を残しているそうです。何かを始めるとき、人は物事に躊躇してしまう傾向にあります。それに、何も考えずに始めるとなかなか波に乗れないことがあります。

これを応用した「ステップ・イン・テクニック」という方法で、まずは「4分間だけ」と集中して始めてみましょう。いざ行動して波に乗ると、その後は調子がでてくるものです。

日々の仕事や勉強に身が入りにくい、モチベーションが維持できない、そんな時にこれらのテクニックを試してみてはいかがでしょうか。


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