雑記

坂の上から(見る風景)プロジェクト】 発足に向けて
自身の苦痛や困難を乗り越えてきた体験を内省や省察による構造化を行った(LIFEクライミング)、構造化したものを分かり易く共有する事を目的に様々な手法を探し求める過程で各種理論(ACT・マズロー欲求階層説・成人発達理論など)を参照し構造のシンプル化と自論の有用性の確認に至る。
 その後、より一般化を目指す過程で独自の人間理解と学術的理論を組み合わせるなど独自のアプローチを確立(より具体化と検証が必要)するに至りました。

 【現状認識】と可能性
 人材不足が叫ばれ、人材価値の評価が見直され、社会的な価値観の変容が進む中では、従来型の人材育成モデルに沿った学習支援や能力開発の仕組みに拘り続ける必要はないと考えています。

 より実践的で個々の能力を引き出すプログラムを提供することで社会的評価の低かった人材を個性に合わせたマッチングが可能であると考えています。マッチングに際しては個性や特性などを含めて価値やニーズの存在を知っているか否かでその機会を得られない、活用されていないケース(人材)が多くいると思われます(レッテルや先入観による選択肢の排除を含む)。

 【私見】
 マジョリティと称される人達よりもマイノリティとされる社会的弱者や困難を抱える人達の方が心理的柔軟性や思考の柔軟性も低くACT理論に基づく「文脈としての自己」に縛られている傾向がある。

 更に、日本に於いてはステレオタイプと同調圧力による「文脈としての自己」や「認知的フュージョン」などの傾向が強く、この事がマイノリティにより抑圧的な影響を与えているのではないかと推察する。この事から、固定的で抑圧的な観念を和らげ心理的にも思考的にも柔軟性を高める取り組みが必要ではないかと考える。

 この時、直接的な変容を求めたり提案したりするのなら、意識的、無意識的にも拒絶反応を引き起こし、より柔軟性を欠いた状態、態度を硬直化することが考えられる。その要因として日常的に批判的、否定的な言動を掛けられる事により自己肯定感が低下、SNS等に観られる批判的なコメントなどの影響、コミュニケーションの希薄化によるレジリエンス力の低下などが考えられる。

 その結果として心理的な余裕が減り、防御反応的な反応、損失回避的な態度などの負の連鎖を引き起こされているのではないかと想定している(ACT理論に基づく私的推論)。

苦痛と苦悩と苦行の果てに得たモノ「肯定的人間観」
忘れ去られたもう一つの選択肢「坂の上から見る風景」

つづきは
また、いつの日か…

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