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「坂の上からプロジェクト」の目指すモノ

あくまでも「坂の上からプロジェクト」が提供出来るのはキッカケでありたたき台でしかない。
ありきたりの選択肢や手法では現状打破が難しい時代でも、人とヒトが交われば様々な可能性や選択肢が生まれる。しかし、誰もが口を閉ざし、自分の考えや想いを言葉にしなければ何も起こらない。ありきたりで耳障りの言い言葉を並べているだけでは一人ひとりの経験や価値観の掛け合いによる化学反応は起きない。
そして、何もない所から何かを創り出すことも、一定の枠組みや比較対象、骨格や軸が無ければ同じ方向を向くことは難しい。だから旗を掲げ、北極星を目指し、道すじに倣い、ロールモデルを参考に歩みを進めて行く必要がある。
枠組みや方向性が整っても、集まった人たちが心理的抵抗感、心の障壁を残したままでは平凡な対話や雑談、代わり映えのない理想論で終わりかねないだろう…
理想論はあっても当事者意識が無ければ、議論や対話のテーマ、ターゲットとしている社会課題を自分事として感じることが出来なければ、どこか空虚な物語が出来上がるだろう…
ただし、どれ程空虚な物語であろうと出来上がったモノには価値がある。
出来上がったモノや生じた結果を深く読み解き、あらゆる角度から検証し、過去に照らし合わせて次の選択肢や答えを導き出せば良い。人は比較する事で学び、成長するものなのだから…
ともすれば、失敗は価値のないモノではなく財産となり得る。
失敗を財産と出来ないのはその手法を知らないが故の愚業とも云えるのではないだろうか・・・

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