見出し画像

2022年の私的ベスト10曲

本年もよろしくお願いします。昨年は下半期完全に失速してしましたが、2023年はもう少しコンスタントに、だいたい月2くらいのペースで20〜25本を目標に書いていきたいと思います。

さて今年も「私的ベスト10曲」からスタートしますが、このシリーズは今年でもう9年目になるみたいです。次回は10年分の振り返り記事も書きたいですね。こちらが昨年の記事です。

2022年はラジオやYoutubeを聞いている時間が長く、新しい音楽に触れる機会が少なかったので、例年ランクインしているアーティストがほとんどです。毎年、注釈で書いていますが、あえて1アーティスト1曲にしています。

10.Spinning World /Perfume

あまりヘビロテしたわけではありませんが、紅白で観てやっぱりカッコ良いなぁ、となった曲です。昨年のポリゴンウェイヴは歌詞の世界観もサウンドも原点回帰感がありましたが、本曲は今風な軽やかさもありながら、シンセサイザーの雰囲気はシティポップ感もあり心地よい印象です。

9.夏枯れ/ずっと真夜中でいいのに

ずと真夜はここ数年ずっとランクインしてる感じがしてますが、見返したら2年ぶり3回目でした。ずと真夜は「秒針を噛む」やチェンソーマンのEDの「残機」のような疾走感のある曲も良いですが、この曲のようなエモさ重視でグルーブ感のある曲も好きです。このPVは主題歌となっている「雨を告げる漂流団地」という映画とのコラボらしいですが、懐かしい湿度を感じます。

8.飽和/Ayase

YOASOBIにドはまりして、2人のオールナイトニッポンXを毎週のように聞いていたのは、昨年の記事でも書きました。今年もYOASOBIとしても好きな曲は何曲もあるのですが、後でikuraちゃんは別曲で登場してもらうので今回はAyaseさんのソロ曲をランクインさせました。Ayaseさんソロ曲は、この曲をはじめとして少し大人な雰囲気が多いのですが、この曲酔った後のテンションで聴くと堪らなく刺さります。

7.ちゅ、多様性。/ano

今年の私的な音楽のトピックは何といってもチェンソーマンの週替わりED祭りだと思います。だいたい取り上げられているアーティストは私のランキングでも登場するような人が多く、今をトキメクアーティストが揃っていて、12組+1組のアーティストが発表された時はテンションが上がりました。中でもゲ○チューがテーマのこの曲はキャッチ―で中毒性があり、気付けば口ずさんでしまっていました。anoちゃんはラジオも良かったので(ANNの単発で2回ほど登場)レギュラー化してほしい。

6.白目/SHINGO★西成 

2019年の曲です。7月にCreepy Nutsの「日本語ラップ紹介ライブ」というラジオイベントで大阪野音でSHINGO☆西成さんを始めてみました。SHINGOさんは語るようにラップをし、ラップをするように語り掛ける人で、魂を揺さぶられるような感覚に陥ります。ライブではこの曲が1曲目だったのですが、1人1人の目を見て語るようなスタイルに完全に心をつかまれました。
「人生ってうまくいかないんだね、でも負けないって決めた」と、すごくクサい歌詞なのに、その後に続く歌詞が「サングラス取れば白目」なのが本当に意味が分からなくて、でも妙に落ち着く感じで不思議な曲です。ちなみに
気になって意味を調べたらこんな記事が出てきました。

5.Kick Back/米津玄師

7位のanoちゃんの曲に続き、チェンソーマンの曲です。最近どっしりめのバラードが多い米津さんにとってはこの曲は結構はっちゃけた感じがあり、PVの世界観からはボカロP時代の曲のようなふざけた雰囲気が出ているのですが、この曲の「はっちゃけ感」は、チェンソーマンの主人公であるデンジのスタンスに依っているいるところが大きいのかなと感じます。
「努力、未来、Beautiful Star」というフレーズは、モーニング娘。の曲をサンプリングしたもので、この曲の大きな特徴となっていますが、つんく♂さんが挙げているnote記事がとても面白いです。クリエイティビティやオリジナリティとは何か、ということをすごく考えさせられます。

4.新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED) /Ado

ウタちゃんは映画「One Piece FILM RED」のヒロインですが、このキャラクターの声優は名塚佳織さん、歌唱パートはadoさんということで、この2キャスト制は発表時も公開時も賛否両論を巻き起こしました。私も初見では「ウタちゃんの見た目でadoさんの声というのは少し違和感があるなぁ」と思っていたのですが、映画を観ると評価は一変します。この歌唱パートはadoさんしかできない、、、と納得しました。
どの曲も好きなのですが、やはり紹介したいのは「新時代」。中田ヤスタカがワンピースの曲を作るとこうなる!という疾走感と近未来感が融合した雰囲気でまさに「新時代」と感じさせる1曲です。

3.パッと咲いて散って灰に/Creepy Nuts

2022年はCreepy Nutsのオールナイトニッポンが2部(0)から1部(無印)に昇格したり、年末にはR指定さんが結婚発表をしたり、かなり勢いづいていました。私的にも元々好きだったのですが、彼女の影響もありラジオイベントにも2回も参加して、どっぷりとCreepy Nutsにはまった1年でもありました。
そんな中で個人的に好きな曲を1曲挙げるとすると「パッ散り」でしょう。春のセンバツ甲子園のテーマソングですが、勝負の厳しさを知っているCreepy Nutsだからこそ作れる曲という感じがして、アツい気持ちになります。「お前が下した お前が退かした あの日お前の手で終わらした いくつもの声や 願いは そう簡単には許しちゃくれないさ」という敗者側の目線もあり、深みを感じます。

2.アイミル/中村佳穂

2021年末の紅白で「竜とそばかすの姫」の主人公Belleとして歌った曲が良かったのもあって、2022年の年始くらいからこのアーティストを本格的に聴きはじめましたが、このPVを観た時に「音楽の化身やん」と思って、気付いたらライブに申し込んでいました。
ライブは何とそこそこ大きなホールの最前で、自由な中村佳穂ワールドを身体一杯で感じることができて何とも貴重な機会でした。バックバンドの方たちも本当に幸せそうに演奏をしていて、会場の空気感が幸せに満ちていました。6位のSHINGOさんもそうでしたが、この人も歌うように喋り、喋るように歌うので、MCと曲の境目もなく不思議な音楽体験でした。

1.おもかげ/milet×Aimer×幾田りら

2021年末にThe First Takeでリリースされた最強ソング。新進気鋭のアーティストであるVaundyが手掛ける曲を、令和の歌姫3人がそれぞれの声色の特徴を活かして歌い上げるということで、こんなに完成度の高い曲はなかなか無いと感じました。
最後まで2位の中村佳穂さんと、どっちを1位にするか悩んだのですが決め手は紅白でのパフォーマンス。この曲を作ったVaundyと4人で円を作って歌うスタイルは音楽の楽しさを表現する上でこの上なくピッタリな演出で、ここ数年の紅白のベストアクトだと感じました。


こんな感じの10曲ですが、今年はもう少し新しい音楽を開拓していきたいと思います。以下は恒例の次点10曲。

ミスター/YOASOBI
ばかまじめ/Creepy Nuts × Ayase × 幾田りら
CHAINSAW BLOOD / Vaundy
我愛你/cody lee(李) (リリースは2019年)
OH HEY/羊文学 & LÜCY
CASE 143/Stray Kids
アイラブユー/Back Number
夜をループ/佐藤千亜紀
ミックスナッツ/Official 髭男 dism
シャル・ウィ・ダンス?/ReoNa

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?