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東京のホテル宿泊記録(17: 三井ガーデンホテル上野)

ホテル生活21日目です。緊急事態宣言が出るということで、事務局から「サービス自体はストップしないが、残期間を1日5000円でキャンセルできる」というメールが届いていました。

まあ部屋にいる時間が長いですし、普段の生活でも外出しているだろうし、あまり過敏にならず、今まで通り三密を避けつつホテル生活を続けたいと思います。

前回記事で書いた通り、今週後半は上野に宿泊していたのですが、今週から急に打合せや出社しなければいけない用事が増えて、20時過ぎまで残業していたこともあり、上野周辺の街をブラブラしたり、美味しいものを食べたり、ホテル生活そのものを満喫することはできませんでした。なので今回はサラッと。

泊まっていた三井ガーデンホテル上野の開業は2010年。リーマンショック後のあたりで開業というのもありますし、まだホテルの企画の蓄積がなかったから、というのもありますが、やや物足りないところもありました。

立地は上野駅の入谷口から歩道橋を渡ってすぐという好立地。東京メトロ本社の隣にあります。ところで上野駅は西側の上野公園、南側のアメ横と観光地のイメージが強いですが、ホテルの建つ東側はかっぱ橋や浅草までの間のエリアはあまり印象がありません。今回の宿泊でほぼ開拓できなかったので、またの機会に歩きたいと思います。

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ホテルは敷地を形をそのままアールがかった外観です。

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1階にはイタリアンレストランが入っており、朝食会場にもなっているようです。そしてエントランスからフロントロビーを見たのがこんな感じ。2層吹き抜けですがコンパクトなつくり。

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大浴場やその他施設がなく、シンプルに客室のみ。エレベーターで客室へ向かいます。上野公園が近いので、パンダや動物モチーフのアートがあるのはよくわかるのですが、謎の妖精が至る所にいました。

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泊まった部屋はモデレートツイン(22.0平米:もしかすると角部屋だったので少し面積は表示より広めだったかもしれません) ツインルームとしては標準的な大きさかなと思います。内装のテイストはスタンダードなビジネスホテルといった感じで、あまり言及するところはありません。

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扉を開くといきなり、ズボンプレッサー。目の前は冷蔵庫やケトル・カップなどが収納された棚兼テレビ台。その奥に2人がけのソファ。身体を沈めるには良いのですが、少しふかふかすぎて、PC作業には不向きでした。

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ベッドボードは全面が木調パネルで真ん中のナイトランプは大きめで存在感がありました。レースのロールスクリーンは後付けのためか、ベッドと少し被っています。。。

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そして水回り。角部屋の面積調整のためか、サイズが通常の1800×1400ではなく、2000×1400。やや広めですが、浴室が広くなったわけでもなく、洗面はコンパクトなので、やや空間を持て余しています。

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なんだか全体的に酷評した感じになってしまいましたが、これは冒頭にも書いたように、10年前と今とで、宿泊特化型のホテルの企画やデザインのレベルが格段に上がったということの裏返しでもあるわけです。さらに裏を返してもこのホテルのような築10年〜20年のホテルはもう時代遅れになってきているともいえます。

そう考えると、ホテルの旬は短いです。長年愛されるホテルになるためには、哲学やサービスは変えずに、デザインや付帯施設、レストランのメニューなどの企画ものは短期間でリニューアルしていく、という弛まぬ努力が必要だと思います。

この上野も、パンダルームなどコンセプチュアルな部屋を用意するなど工夫がみられますが、ホテル業はいろいろと大変な商売だなぁ、という気もしてきます。(写真は公式HPから)

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最後に図面掲載。

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