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好きなコトを語ること ①

さてと… 順調に更新頻度が減っている…

前回、「好きなモノを語ること」について話をしました。

前書き

今回は、タイトルは「コト」に変えましたが、同じような話です。前回のnote記事でも書きましたが「アメトーーク!」や「関ジャム」など、芸人や専門家が好きなコトを語る番組は非常に面白いです。別にテレビ番組でなくても、ある物事に対してアツい熱量を持った人がその物事について語るのを聴くのは勉強にもなるし、面白いです。

私も誰か友達と酒を飲みながらだと、自分が好きだと思っている物事に関して、(相手が共感したり耳を傾けてくれたりすると特に)語りたいことが溢れ出てきて、だいたい喋りすぎるぐらいの感じになります。その後、私のnote記事を読んでくれている友達からは「じゃあ次はこの話題書いてよ!」と言われたりするんで、その場のノリでは「おし!わかった!」となるのです。

しかし、PCの前でいざタイピングしようとすると意外と筆が進まないのです。自分が酒の席で語っていた物事に対して、どの程度の熱量や正しい知識を持っていて、不特定多数の周囲の人に(どうせそんなにたくさんの人は読まないにせよ)間違いなく、アツく語れるか、ということを考え出すと、実はそんなに好きじゃない。という感じになってしまいます。

文章がうまくないのもあって、本当にその物事を好きな人からすると、自分はにわかだし、あまり語る資格もないなぁ、という風になっていくのが現状です。でも、せっかくいろいろ考えているし、伝えたいのに少しもったいないなぁ、と自分で思ったりもしますので、「好きなコトを語ること」についての話を少し掘り下げて考えるために、こんなグラフを作りました。

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縦軸は人数。世の中の人の分布を表しています。横軸は自分の「ある物事へのコミットの仕方」を「何らかのパワー」と名付けました。知識量かこれまでかけてきた時間かお金か目に見えない熱量か、、、なんでもいいと思いますが、大事なのは2点。

1点目は、これが右にいけばいくほど、「語れるものがたくさんある状態」であること。だいたいの場合は「好き」で「語りたい」状態であるといっても良いと思います。(嫌いなものに対する歪んだ感情や敵のことを知るための熱量をみたいな話は別であると思います)

そして、2点目は数字がべき乗(1、10、100)になっていること。語りたいことに対する遠慮や「にわか」に関する議論を考える際には、このべき乗の話が重要になってくると思いますので、追々話をします。

だいたい多くのトピックはこんな感じの人数配分になるんでないでしょうか?少し知識を持っている一般人が、興味を持ち始めてファンの入り口に入り、ライト~ヘビーなファンになる、場合によってはそれでお金を稼いだり、自分のライフワークになるレベルになったりすると、それはもう専門家でしょう。そして、専門家ゾーンは底なし沼で、基本的に極めるのにはとんでもないパワーが要る。

その辺を押さえたうえで、このグラフを使って、いろんなテレビ番組やコンテンツを分析していきます。

1.アメトーーク!

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先日noteでも話した「アメトーーク!」は「元ツッコミ芸人」「トリオ芸人」「ロケ多い芸人」のようなお笑い関連のトークだと専門家レベルの会話がなされる回もありますが、基本的には、ある物事が好きな芸人がそのアツさを語るので、このような構図になると思います。

専門家まではいかないライト~ヘビーファンが、一般人に「このトピックはこんなに面白いよ!」というのを解説してくれます。芸人は元々喋りが上手く、蛍原さんやゲストが「ファンの入り口」に誘われる様子を見て、視聴者もそのトピックに興味を持つようになります。

また、そのトピックの「ファンの入り口」にいる人は、自分がはまりかけているものの奥深さを知り、さらに自分のセンスが間違ってなかったことに気づきました。また、ライトファンの視聴者からすると、ファンならではの「あるある」や別の視点での話を聞くことで、その「好き」を再確認・加速させるきっかけになります。

ヘビーファンの中でも上級にいる人や専門家は「にわかが!」となる可能性もあるのですが、上記に書いたように「にわか」に関する議論は後に譲ります。

2.マツコの知らない世界

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「マツコの知らない世界」という番組では、いきなりその道のプロがゲストに登場して、司会のマツコさんにその物事の素晴らしさをひたすらプレゼンしていきます。

マツコさんがすごいのは、だいたいのトピック(特に食べ物関連)に対して、既に一般人よりもずっと知識を持っていたり、こだわりを持っていたりするところです。そのマツコさんが、ニッチで暴走しがちな専門家から、その物事の面白いところをうまく引き出してトークが進んでいくので、これまた興味を惹かれます。

また、とんでもない専門家が出てくるので、ライト~ヘビーファンすべての人に発見があります。マツコさんのコメントは時に、「ファンの入り口」レベルを凌駕していることがあり、たいがいのファン層にも共感されるところかと思います。


こんな感じで、いろんなテレビ番組や情報媒体を分析していくと、「『自分の好きなコト』を語ること」の面白さが見えてくるような気がしています。さらに、私自身の興味や専門、勉強や資格に対する考え方を掘り下げるツールにもなるなぁ、と思っているので、このモデルで次回以降も少し遊んでみます。

ざれーご 16

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