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紅の豚

久石譲&ロイヤル・フィルの「A Symphonic Celebration - Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」というアルバムを聴いている。

2023年6月30日に発売された、久石譲のグラモフォン第1弾となるアルバムである。

今日はせっかくなのでジブリの思い出でも書こうかと思ったのだけれど、特に思い出がない。なくはないんだろうけど特にない。単に見た、というだけである。

Twitterのバルス祭りにも参加しない。金曜ロードショーで何回も見ることもない。そこまで思い入れがないわけである。

何回か見ているといえば「魔女の宅急便」くらいで、これは名古屋にいた小学生時代の思い出とも結びついてるから、ちょっと特殊である。(友達がシネマCDというのをレンタルしてきて、友達の家で音声だけ聞いたのだ)

そんな中でも、パンフレットまで買った映画が一本ある。

紅の豚。1992年の映画らしい。

僕はこれを劇場で見た。

僕は13歳。名古屋から東京の町田市に引っ越してきたばかりの頃だった。

当時は町田駅周辺にいくつかの映画館があった。東急ル・シネマやローズ、グリーンという劇場があったのだ。(もう20年くらい離れているから今の町田駅のことは何も知らない)

ローズとグリーンは隣り合った映画館だったので運営は同じ会社だったんだろうと思う。そのどちらだったか忘れたけれど、紅の豚が上映されていた。

僕は妹を連れて、ペデストリアンデッキから見下ろせる場所にある小さな映画館に行ったのだ。

それまでにジブリ作品を見ていたかどうか記憶がないけれど(魔女の宅急便ですら後追いの可能性がある)、とにかく小さな劇場で見た「紅の豚」は圧巻だった。めちゃくちゃ面白かったのだ。僕はすっかり味のあるキャラクターたちの虜になってしまった。

僕が13歳だから、妹は9歳とかそのあたり。よく付いてきたものだと思うし、よく二人だけで行ったなあと思う。まだ治安が良かったのかな。

妹がどう思ったかわからないけれども、僕にとっては今でもジブリ作品の中で最高に好きな映画である。

紅の豚は音楽も良いのだが、上述のアルバム「A Symphonic Celebration - Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」には、紅の豚からは1曲、「帰らざる日々」しか収録されていない。

テレビでの放送回数も多いらしいのだけれど、いまいちナウシカやラピュタ、魔女の宅急便やトトロ、もののけ姫、千と千尋の神隠しなどに比べるとファンが少ないような気もするし、音楽も他の映画作品に比べると評価が高くないような印象を受ける。

素敵な作品なんだけどなあ。

と、ここまで書いて「DVD買うか」と思ったのだけれど、あいにくDVDプレーヤーが壊れている。

そのうちなんとかしよう。

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