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19991202 英語しりとり必勝法

 英単語のしりとりの必勝法がある。英単語のしりとりは綴り字のしりとりとし、禁じ手は「x」としよう。日本語の「ん」と同じで「x」で始まる英単語は殆どないからだ。日本語のしりとり$${^{*1}}$$で「る」を制するものに負けはなし、と言われるように英語にも「る」に匹敵する文字がある。
 「y」がそうである。「y」から始まる単語は「year」「yellow」「young」等あるが、他の文字に比べて圧倒的に少ない。英和辞典を見ると分かるがローマ字のアルファベットの中には「x」以外に「q」や「z」から始まる単語が少ない。しかしこれは心配いらない。「q」や「z」で終わる単語は殆どない。もしかしたら「q」で終わる単語というのはないのではないか。「z」で終わる単語は「jazz」「quiz」ぐらいだろう。「quiz」は「q」で終わる単語がないから出るとしたらしりとりの最初に出るだけだ。
 ところが「y」で終わる単語は山ほどある。例えば「boy」「year」「ray」「yellow」「way」「young」「gray」「・・・」と、これをやられると単語ネタがすぐつきる。この時、形勢を逆転する唯一の方法は「y」で始まり「y」で終わる単語を出すしかない。それは「yesterday」である。これで逆転できる。最初にこの単語を出してもよい。必ず勝てる。

 しかしもう一つ「y」で始まり「y」で終わる単語がある。「yearly(毎年の)」である。
 もし英単語しりとりで「yesterday」で始めて、つぎに「yearly」と言われたら「もう、こんな暗い遊びは止めよう」と言って勝負を打ち切ることにした方がよいかもしれない。

*1 言葉のよろずや 大阪支社

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