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20020413 財務省印刷局製造

 省庁の再編$${^{*1}}$$があってから一年以上経過して、ようやく気が付いたことがある。気が付いたというか見つけた言うべきか。

 それまでは、お札の表側、中央下の銘版と呼ばれる部分には「大蔵省印刷局製造」と書いてあった。財布の中にある千円札を見てみたら、これが「財務省印刷局$${^{*2}}$$製造」になっている札があった。未だに家計を預かる自分の奥さんのことを「大蔵省」といっている人はいるが、財務省という人はには出会ったことがない。お札の方は少しずつ「財務省」が浸透しだしているようだ。

 財務省印刷局のサイトを見ていたら面白いことが書いてあった。現在、使えるお札は現行の4種類を加えて19種類$${^{*3}}$$あるそうだ。明治時代に発行された骨董価値の方が遙かに高い一円札などが現代でも使えるのは驚きである。

 日本銀行設立前の国立銀行券$${^{*4}}$$、大日本帝国政府紙幣$${^{*5}}$$や「銭」単位のお札$${^{*6}}$$が使えないのは理解できるが、それ以外の日本銀行券$${^{*7}}$$または日本銀行兌換銀券$${^{*8}}$$、日本銀行兌換券$${^{*9}}$$が使えないのはどう言った理由からだろうか。

 一旦発行された紙幣は特別な措置がない限り通用しなくなることがないらしい。使えない昔のお札は特別な措置によって使えなくなった$${^{*10}}$$ようだ。

*1 就職四季報WEB・省庁再編図
*2 財務省印刷局
*3 Q9. 昔のお札で今でも使えるものはありますか?
*4 国立銀行紙幣(旧券) 壱円紙幣 明治6年(1873年)
*5 改造紙幣 壱円券 明治14年(1881年)
*6 A五銭券 昭和23年(1948年)
*7 日本銀行法に基づく最初の日本銀行券
*8 改造百円券 明治24年(1891年)
*9 甲十円券(イノシシ札)
*10 Q. 古いお札でも使えるのですか?

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