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20020228 レーザ脱毛

 レーザ光線を使った脱毛器具がある。従来、家庭用の脱毛といえば、塗り薬$${^{*1}}$$か毛抜き$${^{*2}}$$だった。

 最近は半導体レーザ$${^{*3}}$$の普及によって「レーザ脱毛機$${^{*4}}$$」が一般家庭でも買える値段で市販されている。半導体レーザ$${^{*5}}$$はCDやDVDの信号読み取り部分に最もよく使われている。

 半導体レーザに限らずレーザから出る光$${^{*6}}$$は太陽や電球の光と違って一つの色しか含まれていない。太陽の光や電球の光などはプリズムを通すと様々な色が分解さるが、レーザ光は一つの色しか含まれていないのでプリズムを通しても色が分かれない。

 物に光を当てると一部の光は物に吸収される。その吸収のされ方は光の色によって違ってくる。見た目で黒く見える物はいろんな色の光を吸収し易く、白い色の物は吸収しにくい。黒い物でも特定の色の光は特に吸収しやすいという場合がある。レーザ脱毛$${^{*7}}$$は毛根部分が黒いことを利用して、ここだけにレーザ光を集中させて熱を発生させて脱毛処理をする。

 元々皮膚は血管が透き通って見えるぐらいなので殆どの色の光を良く通す。だからレーザ光を透過させて毛根だけに作用させることが出来る。電球の光を集光させても毛根に作用させることは出来るが、皮膚が吸収する色もその光に含まれるので、皮膚にも光が作用してしまう。それにレーザは光の密度を相当高くできるが、電球で同じようなことをしようとすると物凄いワット数の高い電球が必要になる。

 脱毛処理の時、毛根を狙ってレーザ光を照射するのは如何にも難しそうだ。レーザ光は焦点に絞られているので、照射面積は非常に小さいだろう。そこで登場したのがCCDカメラ付きレーザ脱毛機$${^{*8}}$$である。家庭用テレビジョン受像器$${^{*9}}$$で毛根の様子を見ながら脱毛ができる。レーザ光の集光用のレンズとCCD画像用のレンズが兼用できそうな感じがしたが、ちょっと無理な様な気もする。

 レーザ脱毛の逆のレーザ育毛$${^{*10}}$$もあるらしい。これも毛根の様子をCCDカメラで見ながらレーザを照射できる様だ。どちらも使い方を間違えると恐ろしい結果になる。

*1 GiGi.脱毛クリーム
*2 シルクエピルエバーソフト / braun-service
*3 20000421 Jr.
*4 ★『医療電気脱毛』と『レーザー脱毛』の選び方★
*5 半導体レーザ・メニュー
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*7 レーザー脱毛・針脱毛
*8 エピレーザーDX
*9 エピレーザーDX
*10 【楽天市場】レーザー脱毛・美顔小顔・スリム

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