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20010328 無洗米

 無洗米$${^{*1}}$$が気になる。環境汚染につながらないとか楽チンだとかいうことではない。「無洗米」という言葉が気になる。

 初めてこの言葉を聞いたとき、「洗っていない米」という意味しか浮かばなかった。聞き慣れた今でも違和感が残っている。

 洗米$${^{*2}}$$という言葉は「洗った米」という意味で昔からある。その「洗米」に存在しないとか打ち消しの意味の「無」を付ければ、どうしても「洗っていない米」という意味にしか取れない。他の「無」の付く熟語を見ればよく解る。無断は「断りが無い」、無限$${^{*3}}$$は「限りが無い」、無色は「色が無い」、無洗浄ならば「洗浄していない」である。

 「無」が「~しなくてもよい」という意味になるのは「無洗米」しかない。一体誰が名付けたのだろう。

 「既洗米」とすべきだろう。「無洗米」の製造工程では小量の水でさっと洗っているので「既洗米」とすれば「精米」との区別も明確につく。

*1 無洗米とは
*2 いいとこばかりの無洗米
*3 MUGEN official web site

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