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20030215 ふしぎ博士のふしぎな発明

 小学生の頃、近くのショッピングセンター$${^{*1}}$$へ母に兄弟でよく買い物に連れて行ってもらった。母の買い物の間は、ショッピングセンター内の本屋で立ち読みをしていた。

 ある時、衝撃的な本を見つけ、立ち読みでは済まないので、母に頼んでその本を買ってもらった。その本は講談社の子供向けの読み物ふくろう文庫の「ふしぎ博士のふしぎな発明」という本である。エジソンの音声モータ、圧搾空気動力飛行機、マシンガン型写真機など題名通りの不思議な発明品の挿絵が満載だった。この本を数十年見ていない。恐らく実家の物置を探せばまだあるはずだが、今まで探したことはない。

 最近、インターネットでその本に出ていた挿絵$${^{*2}}$$を見つけた。小さな絵$${^{*3}}$$だったが、見逃さなかった。

 原著は「Victorian Inventions」という題名で作者はレオナルド・デ・フリーズとある。インターネットでは絵の検索$${^{*4}}$$は出来るが、絵「で」検索したり、記憶にある絵を言葉で表しても検索は殆ど出来ない。インターネットじゃなくてもこういった芸当は難しい。

 音楽の検索は出来るようだ。音楽の音階は言葉みたいなものだから絵よりは遙かに簡単かも知れない。このページ$${^{*5}}$$では絵で描かれたピアノの鍵盤で旋律を入力し、その入力した旋律に大体合致したクラシックの曲を選び出してくれる。このページと合わせて調べれば$${^{*6}}$$、誰の作曲でどんな題名かが判る。絵ではこうはいかない。

 今回、この小さな絵を見逃していたら、あと数年は探し出せなかったろう。題名が判ればインターネットでいくらでも検索できる。見覚えのある懐かしい絵$${^{*7}}$$が出てきた。そしてかつての挿絵が満載されている本が別の形で存在している$${^{*8}}$$ことも判った。早速購入した。

 見ると見覚えのある懐かしい挿絵が次々と出てきた。「ふしぎ博士のふしぎな発明」には載っていなかった挿絵も沢山入っている。そして何とベルの光電話$${^{*9}}$$も掲載されていた。ベルの光電話は世界的に変な発明と思われているようだ。

*1 タマコシNEWS
*2 発明グラフティ
*3 19c.jpg
*4 Google イメージ検索
*5 Classical Music Search
*6 CLASSICAL MUSIC ARCHIVES - CLASSICAL MUSIC
*7 Details of Veteran bicycles, Victorian inventions, Nursery rhymes, Fred the giant, Whistles
*8 タイトル 図説 創造の魔術師たち(ずせつ そうぞうのまじゅつしたち)サブタイトル [19世紀]発明家列伝(19せいき・はつめいかれつでん)著 者 Leonard de Vries(レオナルド・デ・フェリス)訳 者 本田 成親(ほんだ・しげちか)
*9 20030209 ベルの光電話

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