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20010203 栞

 雑記草を書くに当たってネタ帳とともに語句に関連するサイトをブックマーク$${^{*1}}$$していく。有名人がどんなサイトを覗いているか知りたいのと同様、見知らぬ人がどんなサイトをブックマークをしているかは他人にとって気になるところであろう。

 ブックマークもしくはお気に入りでその人の嗜好がうかがい知れるので好奇心でついつい見たくなる。立花隆が「インターネットはグローバルブレイン」という本だと思ったが、有名人のブックマークというのはそれなりの価値があると書いていた。それはそれなりの人が集めた情報というのはそれなりの価値があるということである。株式市場のように「ブックマーク市場」というのが形成されてもおかしくはないだろう。
 一般人の上場は難しい。だれも市井の人のブックマークに金を出してまで見たくないだろう。長谷川理恵$${^{*2}}$$や田中康夫$${^{*3}}$$のブックマークなら少しぐらい金を出そうかなと思いたくなる。そうはいってもブックマークは実体がなく複製も簡単だから、なかなか市場にはなり難いかもしれない。

 WWWのサイトは一期一会でもある。ブックマークをしていないと、後で見ようと思ってもうまく再検索できなかったりする。履歴からも辿れない場合もある。それにそれぞれのWWW上にあるサイトは互いに物理的な距離がないのでサイト同士での干渉が全くない。干渉がないのでいくら近所の誰かが関連した項目を公開していてもリンクが設定してない限り巡り会うことはない。
 WWWは開架式の図書館、書店、事典の項目のように漫然とうろついたりページをめくったりして新しい自分の知らない世界を覗き見ることがなかなか難しい。積極的に検索しないと面白いサイトを当てるのは大変である。

 そういった意味で他人が積極的に集めたブックマークというのは自分の趣味や目的に合致すれば、かなり有用な資料となる、筈である。

*1 雑記草覚え
*2 長谷川理恵“美爪”語る
*3 田中康夫オフィシャルサイト

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