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スイカ畑に 行ってみたぞ🍉

🍉タイに30年程も住んで居る日本人の知人が
「日本のすいかを食べたい。タイのスイカって美味しくないんだよね」
と、言った。

なんとまぁ、可哀そう😿。
タイのスイカも日本のスイカに劣らず豊潤な甘さを持っているのに、
美味しいスイカに出会えないなんて。

いや・・たしかに、リヤカー屋台を引いて売り歩くフルーツ屋さん
リンゴ、青マンゴー、ファラン、パイナップル、
スイカも定番で常にあるけど、時期を外すと甘さがほぼ無くてがっかりする。

日本の農家組合の理事長は言う。
「結局は、どれだけ手を入れたかで作物は味が変わる」

タイも農家さんの手入れしだいでその土地の作物の出来きの違いが出るんだと良くわかる。

3ケ所のスイカ畑に行ってみた。

車でバンコクから
西へ2時間半  ナコンパトム県  
北へ2時間   アユタヤ県
アユタヤ県から更に北へ1時間  アントーン県

バンコクの独創的で摩訶不思議なデザインをした高層ビル街をハイウェイで通り抜け西のナコンパトム県へむかう。
小さな町を幾つも過ぎていく。
途中、太陽光をカラフルなお寺の屋根が撥ね返しているのを眺めながら
(タイやなぁー)と改めて感慨深く思う。

飼い主はどこにいるのか、地平線へ続く原っぱに放牧された牛や、
また、野生のココナッツ下でのんびり昼寝をしている人達をみて笑ったり、急ぎながらも楽しいドライブだ。

ナコンパトム県へ入っても車窓の風景を飽きず眺めて、さらに約1時間程、平野と道だけつづく地域に入って行く。
丘と言えるほどの小さい山を見て、わざわざ「山だ」と口に出すのも
地方へ来たんだと感じれて気分も高揚する。

幹線道路から畑の広がる農道を奥へ奥へと走っていく。
10分ぐらいだろうけど、それ以上に感じたのは凸凹道に車と体がジャンピング運動を続けたからだと思う。

ちょっと疲れた体に、荒れた畑の緑の間から取り残されたスイカがちらほらと見えてくる。
そして「スイカだ!」と当たり前の事を言って到着した事に元気を取り戻す。

どこまで続いているのかこのスイカ畑。
乾季なのでスコールの気配もなく広がる青空と畑の広さが気持ちよい。

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タイのスイカの種類はマダーボール、小さなラグビーボール型が主流。
年中スイカは見かけるが本当の旬は1月~3月ぐらい迄。
畑から仕入れて安い時は1㎏2バーツで、小サイズが一個約 10円。

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道のわきには朝から収穫したスイカがゴロゴロと山積みされて並んでいる。

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畑の中には14-人程の収穫する人たちが籠をしょってスイカを回収していく。
仕入れの車の為に、回収したスイカを農道わきへ積んでいく。

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仕入れの車荷台に、このスイカを積んでいくのだが
このパフォーマンスが素晴らしい!!
2、3人で一個づつたまには2個づつ、リレー式に投げて渡していくのだが
ポンポンではなく、
ふわりふわりと傷つけないように息のあったリズムで渡していくのだ。

しかも、渡す側を…見ていない!!!

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このパフォーマー達には見ていて飽きさせない。
拍手を送りたいところだが、場の空気で恥ずかしくていつも出来ないでいる。


https://youtu.be/ObnPMHx-kzU   スイカ畑に行ってみた!


どんな農産物でもそうだが、旬が安くて美しく一番おいしい。

アユタヤ県、アントーン県も似た風景だが、旬ならどこのスイカも美味しい。
しいて言えば、アユタヤ県のスイカが美味しかったかな。

タイ旅行の際、
観光地からちょっと脇道へ入って農家さんへ立ち寄るのをおすすめ。


日本に比べると雑だけど( ´艸`)


日本ではなかなか見かけない不思議な野菜やフルーツに出会えるよ。

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