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【2分で映画紹介】タリバン政権下で少年になった少女「ブレッドウィナー」

アフガニスタンの首都カブールがイスラム主義組織タリバンに掌握されて1週間が経ちました。

国外へ避難しようと人々が空港に押し寄せる映像に衝撃を受けた方も多いかと思います。

とはいえ、「実は今までアフガニスタン情勢になじみがなかった…」という方もいるのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが、タリバン政権下のアフガニスタンを題材にしたアニメーション作品「ブレッドウィナー/生きのびるために」です。

この94分の作品を観れば、アフガニスタンの人々がなぜ命がけで国外脱出をしようとしているのか、その一片が感じ取れると思います。


「ブレッドウィナー/生きのびるために」とは?

・ベストセラーとなった児童文学「The Breadwinner」が原作
・2018年アカデミー賞ノミネート作品
・制作陣にはアンジェリーナ・ジョリーも
・舞台は2001年後半、タリバン政権下の首都カブール
・ブレッドウィナーの意味は「一家の稼ぎ手」


「ブレッドウィナー/生きのびるために」あらすじ

タリバン政権下、争いによって荒廃した首都カブールの街で、11歳の娘パヴァーナは、家族と小さな部屋に暮らしている。足の悪い父は、アフガニスタンの歴史を美しい伝説になぞらえて話してくれた。ある日突然父親がタリバンに連行され、家族の暮らしは一変。タリバンでは女性のみの外出を禁じているため、残された者(母、姉、パヴァーナ、幼い弟)だけではお金を稼ぐことも、食料を買いに行くこともできない。家族のためにパヴァーナは髪を切り少年になりすまし街に出て、父親を救い出す方法を探そうと決意する。

女性を閉じ込めようとする言動はイスラム圏に限った話ではない

タリバン政権下でさまざまな制約を受けながらもたくましく生きる家族の姿を通して、

・家族がそろって過ごすこと
・おなかいっぱい食べられること
・昼も夜も街を堂々と歩けること

それがどんなに幸せなことか気づかされました。

作品の端々に出てくる女性を閉じ込めようとする言動は、イスラム圏に限った話ではないように感じます。

「ブレッドウィナー/生きのびるために」はNetflixで配信されています。

今こそぜひ。

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