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買収によりプロダクト名が変わることの寂しさ

※元に戻してくれという提言ではなく、単にプロダクト名の変更に対して私の感想を述べるだけの記事です。

スタートアップのプロダクトが大手企業に買収された場合、買収元のブランド名を冠する形でプロダクトの名前を変更することがあります。例えば以下のようなものです。

  • IEYASUがビズリーチに買収されて「HRMOS勤怠」に名称変更

  • pastureがfreeeに買収されて「freee業務委託管理」に名称変更

  • Pardotがセールスフォースに買収されて数年後「Marketing Cloud Account Engagement」に名称変更

※もちろん、買収後に変更しない場合もあります。例えば、BOXILはマネーフォワードに買収された後もそのままです。

こうした名称変更はブランドやプラットフォームとしての一体感、一貫性を重視して行われているのでしょうが、尖ったプロダクト名やそれに込めた思いが失われ、「(プラットフォーム名)×○○」という画一的な名前になってしまうことへの寂しさも感じます。私は日本語の社名やプロダクト名が好きなのでIEYASUやNINJA SIGNなどは好きでした。

また、プロダクト名は元々短く呼びやすいものが多いので、ブランド名を冠する名前になると長く呼びづらくなるのも気になる点です。その典型が旧Pardotであり、現在の正式名称は「Marketing Cloud Account Engagement」なのですが、長すぎてこの名前で呼んでいる人はほとんどいないでしょう。通称は「Account Engagement」なのですが、旧称のPardotが長く定着していたため、今でも「旧Pardot」などと呼ぶ人が多いと思います。

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