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採用

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採用について書いた記事です。
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2024年2月の記事一覧

支援会社経由のクライアントワークは信頼構築できるまでお受けしません

※本記事における「支援会社」とは、クライアント向けにマーケティング・採用支援をされる会社全般を指します(広告代理店・制作会社・コンサルティングファーム・MAパートナー会社・RPO会社など)。 以前、エンドクライアント→マーケティング支援会社→広告代理店→私 の三次請け案件の話が来たものの、結局辞退したことを書きました。 この件は私とマーケティング支援会社・代理店との考え方のミスマッチが辞退の原因でしたが、価値観のすりあわせをしなかったのが私の反省点です。広告代理店の人とは

なぜセールスやマーケティングから人事にジョブチェンジする人が少ないのか

事業部→人事のジョブチェンジのトレンド最近は「人事経験不問」「セールスやマーケティング経験者募集」という人事の求人をよく見かけます。私自身、BtoBマーケティングを長らく続けて、3年前から採用の仕事を始めましたが、セールスやマーケティングスキルが採用に活きるだけでなく、事業部の経験があることで人材要件や組織の理解度が深まるので、事業部経験者が人事にジョブチェンジすることで大きな成果を出せるというのは、実体験としても理解できます。 一方で、セールスやマーケティングから人事に

候補者のピックアップ精度が低くなりがちな採用要件の特徴

企業がエージェントやPROに採用支援を依頼する際、 採用要件の理解が浅い 候補者ピックアップの精度が低い という課題がよくあります。私自身、人事不在のスタートアップで採用担当代行をやったとき、エージェントからの紹介人材が10人連続で書類選考見送りになったとか、RPOの方が探した候補者が10人中8人送信NGなんて経験があります。 この問題については採用支援側、企業側の両方に原因があります。要件の理解力が低い支援者がいるのも事実ですが、中にはピックアップのたびにチェックの

過剰な自社自慢はカップルの惚気話と同じく鬱陶しい

自分の友人や知人にパートナーができたとします。付き合い立ての彼/彼女らが惚気話をした場合、最初は微笑ましいかもしれませんが、過剰になると、だんだん鬱陶しいと感じ始めるはずです。その理由は、彼/彼女らはパートナーを大好きかもしれませんが、我々はパートナーをそこまで好きではないため、惚気話にあまり共感できないからです。 企業の採用でも同じことが言えます。カジュアル面談や面接、SNSなどでよく「自社のここが好き」「ここが魅力的」と自社を自慢したり、セールスポイントをアピールする人

人材業界の人はなぜ電話したがるのか

私が中途採用の仕事を始めて3年ほど経ちますが、転職エージェントや採用媒体などとやりとりして気づいたことがあります。人材業界は電話でのコミュニケーションを好む人が多いということです。エージェントに転職相談をするとキャリアカウンセラーから電話がかかってきた経験のある方は多いと思いますが、人材会社はtoCだけでなく、toBでも電話が多いです。 ※ここでいう「電話」とは、事前に開催時間を決めて行うオンライン会議や電話会議ではなく、突然かかってくる電話です。 もちろん、候補者が面接