51【 Uターン起業という生き方もある】地方在住経営コンサルタントの思索
写真は倉敷市連島の箆取(へらとり)神社から水島灘を撮影したものです。
今回はとりとめのないプチエッセイです。これから51回~100回で書きたいことの全体像に触れるイメージです。もし良ければ、どうぞ気楽にお付き合いください。
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31回~50回を振り返る
31回~50回は特に地方で年商10億円規模までの中小企業の経営者さんを対象にコラム的ブログを発信して参りました。
51回~100回はプチリニューアルして「地方在住経営コンサルタント」として活動する中で得た思索と自らの過去の振り返りを交えながら、発信していきたいと思います。地方出身もしくは現在、地方在住の中小企業と関わりのあるビジネス分野の方々に読んでいただいて、ちょっとした知的刺激を感じていただくべく赤裸々にライトめで書いて参ります。
ただし、自己満足的内容に陥らないよう配慮します。
なるべく、
「ちょっと役立ったかも。」
「へえ~。」
「確かにそうかも~。」
なんて思って貰える部分があるように、リアルな体験なども織り交ぜて参ります。2022年内に100回まではたどり着く計画です。
31回~50回までは、できる限りインプットしたての情報であったり、日々のコンサルティングの中での発見などを織り交ぜて構成してきました。ぼちぼち、もし1冊の書籍になったとしても通用する内容に高めていきたい願望が育って参りましたので、内なるその願望に従って行きたいと思っております。
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世代から見る自己分析
あらためて、まずはわが生い立ちとベースの価値観について断片的にふれることろからつらつらと始めます。
私は1981年生まれなので第二次ベビーブームが落ち着き、団塊ジュニア世代の端っこ的世代です。
小学校1年生の冬休みに昭和天皇が崩御。平成おじさんこと故小渕恵三氏が記者会見にて「平成」という元号が発表されました。
母が「なんか弱々しいなあ。」とちょっぴり不満げに言ってたのが脳に少しこびりついております。
母は昭和25年生まれ。8年前にスキルス胃癌で他界しておりますが、団塊世代ど真ん中の「お前の代わりなんていくらでもおるんじゃい!」的風潮が当たり前の超競争型社会を生き抜いてポジションを確保し続けてきた世代(鹿児島県の離島から集団就職で女工➡夜学➡OL➡保育士➡専業主婦➡保育士)なのでもっと勇猛果敢な元号を欲していたとしても不思議ではないと、今となって振り返ってみればしみじみ思います。
そんな母親の価値観から多くの影響を受けていると自己分析しています。もちろん、父親からも引き継いだ形質は当然あります。唄うことが大好き!など。ただ見た目も含めて、母親の方が少し濃いかな?というくらいのイメージです。
何をお伝えしたいのかと言いますと、ザ・昭和的発想と平成・令和的発想のハイブリッド地点世代の思考になるということです。よく言えば、ジョイント的世代です。「オラオラ系理不尽上等バリバリ体育会的ノリ」と「好きと得意なことで自分らしい人生を謳歌しよう♪」のどっちも理解できてしまう不思議な中間世代です。
あと特徴としては、自分の親世代が「70年安保に対する革命という名の虚構」をもろに体験してしまっている世代であるため、社会変革を起こそう!や世界は俺たちが変えられる!的な思想を感じた瞬間に一定数アレルギー反応を起こしてしまう、ある意味、しらけ世代でもあります。
たいていのキャリアが経営に役立つという真実
世代として、「できる限り高い偏差値の大学を出て、できる限り名の知れた企業に入り、できる限り大きな家を建てて、できる限り良い車に乗ってこその成功!」みたいなステレオタイプな価値観はあります。しかし、10代の多感な時期はバブル崩壊、世紀末の陰鬱な空気漂い、わけわからん事件事故が頻発。退廃的な音楽なんかが流行っていたりして、「どうやって明るい未来を描きゃいいんだよ!」みたいな環境でした。更に、そこそこ世代の人口ボリュームがあって、受験戦争的な雰囲気もまだあって、頼るものは団塊の親世代から受け継いだ、高度経済成長期の物質的豊かさやステータス至上主義の残像くらいしかなく、なんとなく葛藤はありながらも、「普通科出て、良い大学入って、大企業就職か公務員か国家資格取りゃとりあえず食いっぱぐれはねえだろ。」みたいなざっくりした発想で生きてきた人も多い世代ではないでしょうか?
そんな中で縁あって選んだ人生唯一の「新卒」というカードを切って得た仕事に運よく、良い意味ではまった人とそうでない人がいるでしょう。しかしながら、新卒から30代前半くらいまでに得た、職業でのスキルは、相当怠けきっていない限りそれぞれにとって血となり肉となっているはずです。
ここで何が言いたいかと言いますと、
「あなたのキャリア、中小企業の役に立ちますよ!」
という事実です。
ご存知でしたか?
日本経済を支える中小企業経営の実態を分解
ちょっとだけ理由を言います。
リソースが足りないのが常態化。目前の仕事に忙殺され、あるべき姿の描き方さえ忘れってしまっているという中小企業が大半です。
でもなんで、その企業が存在し続けているかというと、とどのつまりは、親分である社長のカリスマ的人間力と銀行の継続的支援です。(賛否両論あろうかとは思います。)
30代で故郷に戻ってくる人は意外と多いという肌感覚です。特に伝統企業の後継者はその傾向を感じます。
いよいよ両親も多少よぼつき始めてきたようだし、子供も小さい今のうちに帰郷すれば地元みたいになるだろうし、嫁さんだけ説得できればどうにか帰れるな、みたいな算段を経て、戻ってきている人が中小企業の社長のせがれさんらの95%くらいじゃないでしょうか?笑 暴論ですみません。。。
中堅企業だったり、ざっくり家業の分野の大企業だったりで修行チックな20代~30代を過ごし、パリッとした奥さんを掴まえて戻ってくる。しかしここで大きな問題が。。。
社内には古参の社員ばかりで、胸襟を開いて相談できる相手がいるようでいないのです。
この参謀的であり、幹部社員的人材の欠如が、多くの年商10億円規模までの中小企業において起こっている「あるある。」なのです。ここでコンサルタントが活躍できるであろうスペースがあり、この仕事の意義は大きいという確信に近い仮説を感じております。
次回からは、
自伝的部分➡経営者としての過去➡どうやってコンサルタントになるのか➡どうやってコンサルティングしているのか➡今後の展望 などなど
という具合で全50回書いて参ります。途中、休憩的に時事ネタもスピンオフで挟んでいきます。
これで2021年の投稿は終了です。noteからリアルに繋がったご縁もあり、書き始めて心底良かったなと感じております。
もし良ければ2022年もどうぞよろしくお願いいたします!
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中村徳秀
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