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138【ノウハウの価値を正しく理解する】地方在住経営コンサルタントの思索

写真は香川県にある骨付鳥で有名なお店「一鶴」です。県のトップブランドなので、大々的なプロモーションは不要なレベルです。中小企業が究極ここまで辿りつけたらという理想形にある認知度だと思いますが、市場での挑戦者たる大多数の企業は戦略的なプロモーションを常に実行していかねばならない立場にあります。


はじめに


これまでのブログでは、おしげもなく弊社が持つコンサルティングのノウハウを公開してきました。それにはできる限り、多くの企業や事業主の方々の経営が少しでも上向いて欲しいという考えが根底にあります。

ただ一方で、ノウハウがあったからといって現場毎で最適なカタチで落とし込みをかけるには経験値とスキルが必要で、そう簡単に、マネできるものではない!という現実もあります。

それなりの使命感を持ちながら、年商10億円規模までの中小零細企業の財務面の改善を主とするコンサルタント業を営んでおります。ただ常々感じるのは、この業界の無限のニーズです。身の回りの世界を少し良くしていくという考えを元に、財務コンサルティング普及のために2点新たに実施していきます。

①スクール事業(一般指導・個別指導)
②動画、音声による発信

専業が理想ではありますが、複業・パラレルキャリアが当たり前の時代は到来しています。日本全体も中小企業と同じで経営資源は限られています。そのため、一人一人が社会での役割を複数ポジション担うことが理想ではないか?という仮説を持っています。そのため、今のキャリアに加えて新たな収入源となる「財務コンサルティングスキル」を修得していただけるようなコンサルタント育成講座を来春事業化します。

そんな背景もあって、今回は自社のノウハウにスポットを当てて、表現は生々しいですが、知的財産をどうマネタイズしていくか?をテーマを軸にプロモーションについての持論を述べて参ります。

自社のノウハウの価値を正しく理解してますか?

弊社の場合、「財務コンサルティング」が商材となります。これを言ったところで大多数の方がなんのこっちゃ?という印象だと思います。しかし、これを「経営計画策定のサポート」「融資の再編による資金繰りの改善」と言えば、言葉の解像度は多少上がることになると思います。

しかし、これでも企業経営に関心があったり、それを仕事としている方でない限り、いまいちピンと来ない部分もあると思います。

意外と当たり前に行っている自社のサービスを的確に、他社に伝えることは難しいということです。

ここで、初めて、自社の商材・サービスをきちんと分かり易く伝える事の難しさと重要性が明確になってきます。

サービスのメニュー表をまずは作ってみることの効果

コンサルティングを行っていくプロセスを時系列順にならべて、項目を細分化していくと、プラスアルファのコンテンツまでいれると少なくとも28の小項目に弊社の場合は分けることができました。

ざっくり中項目で言えば
①財務診断
②経営計画・資金調達の根拠となるクロスSWOT分析表の作成
③アクションプランにまで落とし込んで行く経営計画策定
④資金繰り改善施策(主に融資の再編・最適化)
⑤経営計画の施策効果検証・実行支援

という分類になります。

このメニュー表を作ったのは今更ながらですが、自らの提供している価値を客観的に分析するプロセスが今迄曖昧だったという反省点もあります。岡山県という地方に合わせた価格設定に寄り過ぎていないか?という不安もあり、複数の信頼おける方々に価格面での相談・検証も行っています。

このメニュー表を一部分として、コンサルティング効果の複数の角度からの事例と代表である私自身の想いも記述し、会社案内兼パンフレット。そしてこれを土台にしたホームページ。ゆくゆくは出版と、複数のメディアにプロモーションを展開させていくという流れを目論んでいます。

プロモーションするためのサポートツールをイメージする

プロモーションのための自社の情報整理を行うと、集客のスキルと精度が一気に向上する可能性があります。今迄主に、私と面識のある方々と、面識のある方からご紹介いただいた方との面談で、財務コンサルティングを受注してきました。しかしながら、実質私一人の生業としては成立するものの、この事業の広がりには限界があります。冒頭にも申し上げたとおり、全国の津々浦々には潜在的に財務の大きな問題点を抱えた企業が無数に存在しています。草の根運動ではありませんが、まずはこの事業を立ち上げてから今までの3年間強は自らの仮説を検証し、コンサルティングの有用性を実証していく過程でした。ここからは己の論を普及して行く初期の段階に入ってきたという印象が現在です。

結局自社のノウハウは相手にとって得られる価値とイコール

今回の一連の自社のコンテンツを正しく潜在的顧客に伝えていくという作業は、どの業種にも適用できる当然の考え方ではないでしょうか?往々にして、特に年商10億円規模までの中小零細企業は自社の商材・サービスについて一定の自信はあるものの、いまいち正しく価値を狙った市場に積極的にプロモーションをかけていく意識や術が鈍いように最近改めて感じます。これはまさに弊社に言えることで、情報空間でのいわゆるバーチャルバリューの増大というものは後手後手に回ってしまっています。

今一度、自社が存在しているということ自体がその市場に受け入れられていることであり、提供サービスの効能を実感し、感謝してもらえる顧客が存在しているということですので、自信をもってプロモーションに踏み出して行けば良いと考えております。

まとめ

・まずは、自社の商材サービスの棚卸をして可視化する。

・あらためて、提供しているサービスや商材の顧客が得られる効能を考え、正しく価値を伝える術を考えてカタチにしていく。

・往々にして、宣伝ベタなのが年商10億円規模までの中小零細企業のに多い。

・臆することなく市場に宣伝活動していくことが、更に大切な時代になっている。

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株式会社なかむらコンサルタンツ
代表取締役 中村徳秀

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