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ZAIM 2023年02月号

「資金調達」 とはなにか? ~ その3つの方法 ~

「資金調達」 とは、会社が事業を行うために必要な資金を、外部から調達することです。
「ファイナンス」 などと言われることもあります。
 
 資金調達の目的は「運転資金」「設備資金」「投資資金」「返済資金」などさまざまです。
 
 資金調達には大きく3つの方法があります。
 
① 借りる  ② 預かる(貰う)  ③ 売る
 

① をデッドファイナンスといい、銀行などからの融資による資金調達です。
 
② をエクィティファイナンスといい、増資による資金調達です。
 
③ をアセットファイナンスといい、資産を売却することによる資金調達です。
 
このほかにも、補助金・助成金や給付金により資金を得る方法もあります。

上の3つ(補助金を加えて4つ)の方法は、単純に資金を調達するだけでなく、それが会社にとってどんなメリットやデメリットを生むかをよく考えて実施することが望ましいでしょう。
 むしろ資金調達を第一義的な目的とするのではなく、経営基盤の強化、信用力の増加、不要資産圧縮による体質の強化など、結果的に会社にあるべき姿を描くという角度から検討することも重要です。
 
 また、資金調達は必要が生じてから取り組むのではなく、その目的や会社の状況に応じて、どの方法がベストか、どんな方法があるのかを常に検討しておくことが、スムーズな調達につながります。