無制限版

Netflixの「リミテッドシリーズ」ってなんぞや、これとは別に「アンリミテッドシリーズ」というのが存在していて、修正がまったく入っていないバージョンも観ることが出来るのか、だったら制作者の真に意図するバージョンって絶対そっちじゃん、そっち探してから観るべきか、などと『クイーンズ・ギャンビット』二話視聴直前になって逡巡する。この作品ってそんな過激なシーンあったっけ。一話みたかぎりではそういう方向にシフトするようには到底思えなかったが。
いったいどういうことなのかと思っていたら、この「リミテッドシリーズ」というのは、どうやらドラマが完結している、ということを意味するタグらしい。え、そんなニュアンスがlimitedにはあんの? 「制限版」と聞いて、誰もが「無制限版」の存在を仄めかされていると感じはしないものか。まあシーズン4だの5だのと節操も際限もなくつくり続けるネバーエンディングなドラマが溢れ換える昨今、「無」のつかない「制限版」として物語を終えると断言する姿勢は評価すべきかも。

とはいえ二話時点ではこのドラマは別に面白くない。一話はけっこう好きだったが、ここからどう動くのか見物だ。Netflix、いろいろなドラマをちょいかじりしては放置してしまっているので、なんとかこちらも観終える覚悟をもって臨みたい。

ところでアニャ・テイラー=ジョイって『アメリ』の女優に寄せた配役だよね。演技というより、あのパッケージの顔を全編通してやってるような感じ。

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細工
生きるわよ