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ベルリンの壁公園で夏を満喫

今日は友人に誘われて、ベルリナー、いわゆるベルリンっ子があまりすることがなさそうなことができた。

それは、週末の壁公園(Mauerpark)でグリルをすること!

週末に壁公園、しかもグリル!!

多くの人が思い思いにゆるーく夏を満喫している感じや、そんな人たちでいっぱいの公園の様子を眺めていると、「コロナとは一体なんなんだろう?」とかなりシュールな世界に疑問が湧いてくる。

束の間の楽園的な何かをそこに感じてしまうからなのかもしれない。

グリル、というかBBQもよく考えてみると、最後にしたのはいつだっただろう。数年前にデュッセルドルフの友人の家に遊びに行ったとき、ライン川の辺りでやった以来なのでは。

それなのにコロナ下の今年の夏は、もう2度もやっているではないか。

何人かで集まって焼けた肉やサラダを摘みながら、屋外で色々と話すのはなかなか悪くない。3時間くらいあっという間に過ぎてしまう。

普段はみんなそれぞれがそれぞれの生活に忙しく、なかなか話もできないのだけれど、こうしてお互いに時間を作って会って話してみることで得られるもの、というのが個人的にはとても大切なことだと考えている。

だから、ロックダウン中にオンライン飲み会的なものには全く魅力を感じなかった。片手間に人と話しても仕方がない、と考えているからだ。だから、大切な話をする際に直接会うこともせず、オンラインで済まそうという相手はそもそもあまり信用できないと思っている。

遠隔で仕事をしているのであれば別だが、そうでもないのにオンラインだけで済まそうとする気がしれないからだ。しかも「大切な話がある」という場合に。

話が逸れてしまったが、何もそれは「対面至上主義」というわけではなく、直接対決をした方がいい場合と、そうする必要がない場合がある、というそれだけのことだ。

そうそう、夏のベルリンを満喫した、という話をしていたんだっけ。

娘の体調があまりよくなかったので、娘と相方は途中で抜け、息子と私で連れ立って家に戻った。「ママ、今日は一番いい日やったな。途中でちょっと座ってるだけでつまんなかったけど。」と息子。

子どものこういう素直な感想を聞くのが大好きなのだ。

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いつもは不機嫌な息子も今日は始終ご機嫌であった。本当に楽しかったんだろう。いいことだ。コロナ下という、シュールでかなり奇妙な世界だけれど、ひとつでも多くいい思い出を作って欲しい。



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