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ツイッターの世界

ここ数日、ツイッターのTL上がかなり荒んでいる。

タイムライン上で延々とスクロールしても、ネガティブなキーワードや思考が次から次へと流れてくるのでさすがにそっと離脱することが多くなった。

顕著なのがドイツ時間0時すぎ、日本時間が7時くらいからのタイムライン。

日本語であーでもないこーでもない、と他人のツイートをリツイートしたものや、揚げ足をとるような言葉が延々と降り注ぐ。

どうしたことか。

外出制限が続いてやることがないので、他人の揚げ足をとって暇を潰している人が増えたのだろうか。それともただ単に時間を持て余しているせいで他人に対してアグレッシブになっているのだろうか。それともイライラを解消する手段になっているのだろうか。

原因はよくわからないし、外出制限とはなんら関係ないのかもしれない。そう言えば、今週から出勤のところが多いのだとか。

日本語にはポジティブな表現よりネガティブな表現が多い、とどこかで読んだことがあるが、そのせいなのだろうか。

ネガティブなツイートの方が他人の目を引きやすく、炎上もさせやすいのでフォロワーを増やす手段として利用している人が多いのかもしれない。

最近のTwitterの世界は以上の理由からあまり魅力的な場ではなくなってしまった。このままエスカレートしていけば、そのうち規制のために使用ルールも変えざるを得なくなるだろう。

言葉と想像力」でも少し書いたが、言葉の持つ殺傷力のようなものを想像できる人がこれほど少ないのか、と改めて驚かざるを得ない。

匿名になった途端、自分の発言に責任を持てないなど言語道断である。逆を言えば、匿名でしか発言できないというのも無責任この上ない。

人の振り見て我が振り直せ

と言うではないか。ある人の意見に対して自分の意見をきちんと表明し、前向きな議論になるのであれば別の話だ。

議論ができないばかりか、そもそも相手の発言をきちんと読まず勝手な自己解釈をするばかりか、挙げ句の果てには発言者に罵声を浴びせる。

これではまるで自分の気に入らないことがあれば叫んでひっくり返る2歳児のようではないか。

声が大きいだけで何が言いたいのかさっぱりわからない。

放置すればするほど、放っておかれたのが悔しくて泣き声ばかりが大きくなるのだ。

ドイツ時間の夕方は比較的平和な世界が広がっていることが多い。

夕飯のメニューの写真やロシアやチェコの外出制限中の様子、Unityについての投稿、自分探し、世界史の話。非常に落ち着いた世界が展開している。

他人を批判するような器かどうか、発言する前に今一度胸に手を当てて考えてほしい。もちろん自戒も込めて、だ。

*タイトルのイラストはみんなのギャラリーからお借りしました。






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