戦々恐々の家族旅行

先週から少しバタバタし過ぎていたので、今日は天気もいいというのに、まだ一歩も外へ出ていない。そして、完全にタイミングを失った感があるので、今日はもう出ないだろう。引きこもりではないせいか、「天気がいいのに外に一歩も出ない」ということに対してどこか罪悪感を感じてしまう。なぜなのか。外に出たくなければ出なくていいし、好きにすればいいだけなのに。

さて、ベッドの上には、子どもたちの服など旅行の用意が広げられている。

あれこれ考えずにさっと出かけられる一人旅のような身軽な旅は好きだが、家族旅行はどちらかと言えば苦手だ。確か昨年の今頃もそんなことを書いていたような気がする。「家族旅行はどちらかというと苦手だ」と。

あれこれ考える必要のある旅行の準備が好きではないのである。

しかも天気のいいのはどうやら明日いっぱいまでで、これまたすごいタイミングで天気が崩れるらしい。

行く前から罰ゲームのような今回の旅行。果たして楽しめるのだろうか…

ハルツ山地には何度か足を運んだことがあるが、今回は南ハルツ山地にあたるニーダーザクセン州の小さな村を起点にすることになっている。

「小さな村」と書いたが、これもいつものようにAirbnbで宿を見て決めただけなので、場所に関する詳しい情報をまだ把握できていないのだ。

コロナ禍で自由に行き来ができない日々が続いている。ふらっと気軽に旅に出られないのは思ったより辛かった。

昨年の夏にデンマークに行ったっきり、家族旅行もしていないのだ。ある意味、免疫が取れてしまっている。子どもたちが大きくなってきているので、普段も家族単位で行動する機会はめっきり減っているのだ。

どうせ行くのなら、楽しみたいタイプなのでそれなりに楽しくやろうとはするだろう。ベルリンから外に出られるだけで、すでに気分転換になるかもしれない。

いつもとは違う環境に囲まれていいこともあるだろう。

なんだか後ろ向きな投稿になってしまったが、今日は何だかそんな1日なのである。天気がいいのに一歩も外に出ていないのが原因かもしれない。

昨年の今日は車でデンマークに行く途中に立ち寄った小さな町に泊まったんだった。あれから、もう1年経ったんだよなぁ。今月末で、今年も半年が経過したことになる。時間の経つのは本当にあっという間だ。子どもたちは目に見えて成長したが、自分は1年前から少しは成長したのだろうか。

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結局、夕飯を食べ過ぎたので風邪気味の娘と近所をぶらぶらした。公園で突然、お気に入りの木に登ってご満悦な様子だったので、そうだよなぁ、まだ小学校を卒業したばかりだもんな、としみじみ思った。



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