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真っ赤なお知らせ

先々週、久しぶりに空いたカフェで友人に会っただけで、コロナアプリは真っ赤に。先週、ワクチン接種に付き添ったらまた真っ赤。普段のホームオフィスと近所の散歩、スーパーで買い物、といった最小限の行動範囲から少しでもはみ出した日は必ずといっていいほどコロナアプリの真っ赤なハイリスク通知が届くようになった。

なるほど、これが7日間指数1000を超える、ということなのか。最近は数字がそのまま実態として跳ね返ってくるようになった。

偶然かもしれないが、さすがにこうもドンピシャな感じで真っ赤な通知が届き出すと、気分的に行動範囲を狭めるしかない。それでも、娘はまだ学校に通っているし、相方も仕事に行くわけで。

息子の小学校では、全クラスに少なくとも感染者がひとりはいる状況だと校長から連絡が入った。あれからもう1週間経っているので、現状ひとりだけでは済んでいないはずだ。

息子も隣に座っている生徒が陽性確定というので、大事を取って今週は2日間自宅に待機した。来週はどうしようか、と考えていたら、今度は担任から「無理して通学しなくてもいいように思います」との連絡が入る。コロナテストを週に3回行っているが、仮にそれで陽性反応が出たとしても、これまでは無料で受けられていたPCRテストも保健所のキャパ越えで必要書類が出せなくなっているらしい。

そうこうするうちに、今度は医療関係者以外は無料で受けられなくなる、といったニュースをちらほら見かけるようになった。とうとうきたか、という気持ちしかない。PCRテストが受けられない、となると感染したのかしていないのかという判断のしようがないからだ。念のためコロナテストセンターのサイトを確認すると、無料PCRが選択できないように仕様が変わっていた。本当にそうなるのだとしたら、一体何を基準にして行動すればいいのか、もはやなぞでしかない。

抗原テストで陽性だった場合、PCRで陽性が確定すればコロナに感染したということになるが、PCRで確定できない場合はよくわからないまま自宅で隔離。7日後に抗原テストで陰性であれば通学が可能、あるいは10日後であればテストなしで通学可能ということか。これは仮に感染していなくても、そのまま隔離対象という扱いになってしまう。

ワクチン接種者は陽性反応が出ていても隔離対象外、となっているがさすがにこれを学校に通う生徒に当てはめるのはおかしいので自主的に隔離、ということを保護者には期待したいところだ。このルール、ここがどうもネックなんじゃないのかな。

話を戻すと、いくらコロナアプリが真っ赤になって「危険!ハイリスク!」と知らせてくれても、自宅でセルフテストを気休めにするか、テストセンターで抗原テストをするくらいしか方法がなくなるわけだ。これは追加で抗原テストキットを購入しておかないと面倒なことになるのでは、と思ったり。どうもメルケル退陣後の新政権になってから、ルール設定の意味合いがよくわからないことが増えた。

最終的には個人の判断に委ねられることになるが、ルールを設定するのであれば、もう少し筋道を立てて明確な方針を打ち出してほしい、と思うのは身勝手なお願いなのだろうか。どうも最近、よくわからないのだ。


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