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娘とNIKON D80を持って標本採集

サッカーの試合から帰ってきて、あまりにも眠いので昼寝をすることにしたら、「14時から公園で花とか草を見つけに行くから起きてな」と言われた。ひとりで公園で穴を掘ったり、花を摘んだりしたくないのだろう。気持ちはよくわかる。

どうやら理科の授業で標本を作る課題が出ているらしい。近所の公園には割と色んな花が咲いているので、一緒に出かけることにした。見ているだけでは退屈なので、この機会に長い間、使わずに放置されていたNIKON D80を試してみることに。

16年前に発売された機種なので、画像が今のものよりソフトな感じ。レンズも単焦点ではないので非常に撮りやすい。レンズに大きな傷が入っているが、運良くレンズのギリギリ端に入ったおかげで、画像にも影響が出ないようだ。

SONYよりNIKONの方が相性がいいんだよなぁ。

久しぶりに静かなシャッター音を聞きつつ、そんなことを思う。SONYの方はいつまで経っても使いこなせていない、という印象が抜けない。ピントを置くのもかなり難しく感じてしまう。Macに慣れてしまっていて、Windowsが気持ちよく使えないのとは少し違う。機材というのは不思議なものだ。

普段、よく歩いている公園にも思っている以上に、色々な種類の花が咲いていた。公園をふたつ回って感じたのは、ベルリンの公園は地域住の憩いの場所だということ。今日は風が少し冷たい日なのだけれど、掘建小屋のような場所に設けられたテラス席にはドリンク片手にくつろぐ人たちの姿がたくさん見られた。こういう手作り感満載のスペースが公園内に必ずといっていいほど設けられているのだ。

公園だけではなく、歩道に出された机と椅子にも同じような光景が。こういった肩肘張らない雰囲気が、街のそれぞれのエリアの良さを作り出している。

あまり綺麗だとはいえない街だけれど、リラックスできる場所ならいくらでもある。それがベルリンの良さなのかもしれない。

瓶専用のゴミ箱の上に乗せられた瓶の蓋

数日前は長い長い行列ができていたアイス屋さんで、サクッとアイスを買って公園で食べた。こういう土曜日の午後も悪くない。

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